エッセイのようなもの:「埼玉県指定天然記念物上谷(かみやつ)の大クス」
私は仏教徒である。
祖先は、浄土真宗東本願寺派であるが、毛呂山町の近くに
本願寺が無い。
仕方なく、曹洞宗に宗旨替えしたが、母の十七回忌の法要まで済ませている。
毎夜、ご先祖様を仏壇の前で
拝んでいる。
神棚も備えている。
毎年、新年には、出雲伊波比神社に二人で一万円の祈願料で、祈願していただいている。
これらは、全て、妻の希望である。
妻は、神仏をとても敬う習性があるので、私も妻に、付き合っているに過ぎない。
勿論、私も神仏は敬うが、
私はどちらかというと
「御神木」のようなものに
畏敬の念を祓う。
毛呂山町指定天然記念物「金毘羅様のスダジイ」
埼玉県指定天然記念物「桂木のタブノキ林」
そして、この、越生町の埼玉県指定天然記念物「上谷(かみやつ)の大クス」などである。
このような、大樹を見ると
大樹からパワーをいただける気がする。
だから、私は、わざわざ隣町の越生町まで自転車に乗り
大樹見物に行ったものである。
いまは、自転車に乗って出かける体力は残されていない。
巨樹ありて
おごせ町まで
出かけたる
神と崇める
上谷(かみやつ)大クス
終わり