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喫茶喫飯(きっさきっぱん)〜よく噛み、味わって食べよう〜

どの本を読んでも内容が一定で読みやすいと
ご紹介する機会の多いお坊さんの本ですが、

今回はその中でも『喫茶喫飯(きっさきっぱん)』という
繰り返し紹介される禅語を交えて
日々の食生活を振り返っていこうと思います。

さるお坊さんは著書において
「食事をする時にはひと口ごとに箸を置き、味わって食べる」とされています。

他にも「夜は魔の時間帯のため、20時にはスマートフォンのスイッチを切ってカバンに仕舞う」ともされています。

どちらも「そりゃ理想的な話だろうけど、実際そうはいかないのが現代人だろう」と思っていました。

後になって、先送りや自制を口にする周囲の求める姿は
実質的な生活水準は雲水(修行僧)のようなミニマリストの生活で

人前で口では「お金がないんです」と言って誘いを断り
誰にも言わずに数万円のお金を使うのが現代人の本当の姿という事を悟っていき

「周囲が自分に求めるのは雲水(修行僧)のような金銭感覚の言葉
(生活用品を収めたリュックサックには施しを受けるための茶碗1つで、他には下着くらいしか入っていない、くらいの生活水準)で、
慣れてきたら人前では雲水(修行僧)のような
金銭感覚の建前(コンビニのコーヒーが唯一の娯楽、等)を並べて、
(旅行に行く時やコレクション品を買う時は)誰にも言わずにお金を使う」

ことを覚えていきました。

そのためには、誰にも本当の生活を見せない
その1つには、実家を出ることも含まれるでしょう。

実家に残した親には「(雲水や生活保護の人のような生活費の生活)でさ〜」と話せば、
3食チェーン店の量販服生活の出費を「高すぎる」と心配されることもありません。
数日の旅行のことは、上司や親族の誰にも言わなければいいのです。

それはさておき
食事は本来、有り難いものです。
安全な水や加工済みの食料品は、ほとんどの国や地域で
日本ほど手軽には手に入らないからです。

レジ打ちなど、比較的誰にでもできる仕事で
お金を稼ぐのは、月15万円でも意外と大変です。
簡単な人は運が良い、と言っておきます。

例えば、格安の牛丼が1杯400円とします。
それだけ食べていては体調を崩して働けなくなりますし、
月単位で見たら15万円を最大とする目盛りの中で
占める割合は大きいはずです。

ところで、今度発売されるグッズは3000円ですか。
お手頃価格が売りとファンの間では言われていますが、
この生活費で買えるでしょうか。

そうなると、グッズを選んで買うのは大人の趣味というか
子どものお小遣いが1000円でも凄い事なのも納得です。

最近の学生さんは小学校時代から
万単位のグッズをホイと持っているので
驚かされますね。将来が楽しみです。

話がそれましたが、月15万円を手取りとする大変さを思えば
1杯の食事が「噛み締めて食べるもの」である事も納得です。

そのお坊さんは決して他者……とりわけ読者に自分のやり方を強要せず
「自分はこうしている」と話すにとどめていましたが、
ひと口ごとに箸を置く理由を
「どうしてだろう」と考えていくと
いつか悟る時が来るのかもしれません。

せっかく書いているnoteですし、
たまには有料記事も書いてみようと思います。

ある子ども向け販促アニメの
特別な力を持たない大人キャラクターが
ホビーアニメに登場する以外の時間を
どう過ごしているのか、金額で表してみました。

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