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呑んべぇ女子×2


私と歳が近いこの2人
アラサーでお酒の神様に愛されてるような飲みっぷり

焼酎ボトルを入れると帰る頃には大概ほぼ無い。
1cmくらい残してまた来るね!が定番

色んな飲み屋を歩き回ってる彼女たちはウチ以外にもいくつかのお店の常連さんみたいでそのお店の話をしている事が多い。

プライベートでお客さんと飲みに行くことはあまりない私だが、そんな2人とは自然と仲良くなり、まだ20代前半の頃に初めて一緒に飲みに行ったのをきっかけに今でも交流がある。

、、、忘れもしない。
後悔したのをよく覚えている。

その日、初めてこの後一緒に飲みに行く?とお誘い頂いた。

歳の近い同性との話は弾むものばかりだ。

楽しくて飲みすぎてしまった私もわたしだが、
彼女たちはお酒のアスリートだった。

その日、彼女達のホームツアーをすることになった。
居酒屋、居酒屋、バー、スナック。
そして並列している店舗の方を指さして
『今から左から順番に遊び行くから(*^^*)』

(あー何言ってるんだろうこの人達。)

最終的にダーツバーに行き、久しぶりに学生の頃のようなノリで朝まで飲んだ。
彼女達は猛者だ、猛者。

飲んで、呑んで、のまれた。

排水溝にところどころお世話になりながら帰ったのをうっすら覚えている

あんなにお店では見てて気持ちよくなる量を大人しく飲むくせに、
場所に酔っておお化けするなんて。

つよつよである。

だけど社会人になってあんなふざけた飲み方は
当時行き詰まっていた私にはちょうど良い気分転換になった。

働く者だったら誰でも職場の悩みのひとつはあると思うが例外なく私もその1人だった。

そんなグットタイミングでのお誘い。

話していると、

『いつも飲みに行くとニコニコ気持ちいい接客をしてくれるのに今日はなんか雰囲気違ったからなんとなく誘ってみたんだよね』

『お店行くのはご飯美味しいのもあるけどスタッフちゃんが楽しいからうちら通ってるんだよ〜』

と。

彼女たちは最近元気がない私を気遣って誘ってくれたのだと飲んでいるうちに知った。

そう言って貰えるのは接客冥利につきる。
美味しいご飯と美味しいお酒を楽しく頂いて貰いたい私からしたらご褒美のような言葉だった。

悩んでることも忘れてめいいっぱいその時間を楽しんだ。

、、、、、、

嬉しい気持ちでいっぱいだった飲み会は朝方には死にそうな気持ちでいっぱいだった。

もう飲まない。
もう当分要らない。

頭の中で私は誓っていた。

そんなグロッキーな中、

『楽しかったね!また行こうねー!』

と別れ際に言われた時
ウキウキしてる自分がいたのは間違いない。

私も大概ということだ。

(次の日仕事じゃない日にしてもらお)

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