【設定】『チート武器だけあればいいので、異世界人は地下迷宮に捨てておきます』キャラ設定

小説になろうやカクヨムでアップしている『チート武器だけあればいいので、異世界人は地下迷宮に捨てておきます』の主要キャラの設定と裏設定です。
ネタバレ含みます。

あらすじ

上司に嫌気が差し退職を決めた日、突然現れた魔方陣によって、異世界に召喚されてしまった。
わけのわからないまま、地下迷宮に放り込まれた日下部達の前に現れた異世界人を保護しているという元騎士団で構成された ” 洛陽の旅団 ”
彼らが言うには、ある世界からやってくる人間は、必ず”神器”と呼ばれる強力な武器と共に、この世界へ召喚される。
王様は魔王軍と戦うため、その神器を手に入れようと異世界人を召喚し、必要のない異世界人は地下迷宮に捨てているという。

しかし、地下迷宮の限られた資源の中では、元騎士団とはいえ異世界人を保護しながら迷宮攻略する限界がある。 
限界が見え始めた洛陽の旅団は、異世界人にも地下迷宮の攻略を提案するのだった。

キャラクター

日下部 江里沙(くさかべ えりさ)

本作主人公。
元会社員。同部署の上司に嫌気が差し、退職を決意もその相談中にその上司と共に異世界へ召喚される。
子供のような残酷で容赦ない思考に、実際にやりかねない雰囲気を併せ持っており、元の世界で友人はいなかった。
大学・社会人になってからは、それを隠し続けていたが、退職ハイと異世界転移ハイにより、隠すのを忘れている。

武器:投擲紐(前半)、神器・ピーキャット(後半)、神器・重力棍棒などの略奪神器
戦闘タイプ:残酷。あくまで興味や欲の追求。
サイコパスタイプ:幼稚(自分の犠牲を厭わない突拍子もない行動をする)

裏設定(主人公なのに一番設定を出せなかったので長いです):
小学校時代に、虫や動物に対して残酷な遊びをする子供特有の遊びを目撃した父にひどく怒られたことで、激怒。父を病院送りにした(日本でよかったね)
その後、精神科病院に入院するが、家庭へ戻るのは危険と判断され、母方の祖父母の家へ引き取られる(母と兄には、年一くらいで会ってる)

小学校時代は、転校経緯や田舎であり噂が広まりやすいこともあり、誹謗中傷を受け、その度にやり返した結果、中学には手を出したらマズい人認定を受けた(その頃には、本人も少し落ち着いた)
中学・高校と、別に喧嘩を売らなければ安全な上、色々な物に興味津々なため、変わっていると言われる趣味の人たちを受け入れ先として機能していた。

小学校時代に、顔を合わせると喧嘩を売られるので、人気のない神社で遊んでいた。
本人としては、公園にいる誰かわからないけど、一緒に遊ぶことがあった程度の認識だった子供がひとりいる。
実は、その子供は土地神であり、彼女の強運と悪運は(精霊に好かれるのも)、その土地神の加護。サナや魔王が驚いているのは、聖職者以上の神の加護を一身に受けているから。

その加護が無かったら、正直ブギーマンに取り込まれて、物語が終わってた。
加護の問題で、エリサへのデバフ系攻撃や純粋な運勝負だと、スレスレになる時はあるけど、エリサのほぼ勝ち確。

カイニス

元冒険者。
元々有名な冒険ギルドの一員だったが、大量殺人を犯し、地下迷宮に幽閉された。
旅団に行きたがらない日下部のことを心配し、保護してくれる程度には優しい性格。
悪ノリ大好きだが、引き際はわきまえてる。むしろ、クレアの物理が出ても全力で煽る日下部に引いてることも多い。

武器:片手剣・盾
戦闘タイプ:攻撃を盾で防ぎながら、相手の隙に大きな攻撃を入れる。戦闘中に口が悪くなるのは、自分の鼓舞と相手への煽り。
サイコパスタイプ:憤怒(怒りの閾値を超えると勝算度外視で力の限り暴れる)

裏設定:
過去に関しては、本編でカイニスが語った通り。
ただ、カイニスが勝てたのは、冒険者や騎士関係者が、カイニスや領主が無実であったことを理解しており、カイニスへの攻撃に若干躊躇したから。

エリサは、友人であり、仲間であり、手のかかる子供のような感覚。
恋愛感情というものはいまいちわかっておらず、クレアの「色々してあげたくなる」感覚は「それをしないと、エリサさん、簡単に死ぬしな…」とコメントし、クレアを「いや、まぁ、そうなんだけどね…」困らせた。
最終章で「逃げちまえばいいんだよ」と言ったところで、過去の許嫁たちと同じこと、しかも今度は自分たちが逃げる方であり、自分の感情が恋愛感情かもしれないと思いますが、根が優しいのでデジャブを感じる状況に、自分の感情を表に出すのをやめる。

そして、起きた途端に『領地焼きリターンズ(国バージョン)』作戦を立案される。

クレア・レイノール

元騎士団。現洛陽の旅団。
洛陽の旅団から脱げだした日下部を監視・保護・勧誘する目的で、行動を共にしている。
旅団内では有数の戦力で、内部からは尊敬と畏怖の目を向けられている。
気さくで人の良いお兄さんのように振舞っているが、悪ノリ大好き日下部には物理が出ることもしばしば。

武器:両手剣
戦闘タイプ:手数で相手を翻弄し、自分のペースへ持ち込む。
サイコパスタイプ:冷酷(目的のためなら手段を選ばない)

裏設定:
元々スラム育ちで、戦闘力が高い方が偉いという思考だったが、サナやハミルトン達に出会ったことで、考えが変わる。
要領の良さもあり、実力がどんどん上がっていく。同時に、要領が良い故に、汚い仕事も増えていく。

幽閉後、アポロムにトドメを刺し、人知れず処理し、王城の騎士に殺されたと嘘をつき続けた。
殺される直前に、アポロムは、それが旅団を守るためであり、感謝とその後のクレアの苦痛を想像し、謝罪を述べたことで、それが重圧としてのしかかり続け、エリサと出会った時点で、メンタルボロボロ状態。

依存に近い形の恋愛感情(自覚あり)のため、添い遂げるならカイニスにしときな。けど、俺にも構ってね。という、複雑な感情。
エリサが生き永らえるなら、自分の命は捨てる覚悟。本編で告白やらが多いのは、そのスタンスをエリサに伝えるため。
最終章は、その伝える行為(複数回)をしてなければ、エリサの逆鱗である裏切りかつ自分を貶める行為に当たるため、命が無かった。

ピーキャット

広大な空間に意識を付けた神器。
エリサには、ついに配る神器が無くなり、空間を切り売りし始めたと思われたが、実際は土地神がエリサを守るために、神使を作る要領で作り上げた。(そのせいで、他の神器よりも異世界への召喚が遅れた)
そのため、ピーキャットは、色々な事情を知っていますが、主人である土地神やエリサがそれを求めてないことを知っているので、口にはしません。

基本的に、エリサの気持ちが一番であるため、最終章はエリサが負けを自覚するまで、この世界人間を殺し尽くすことに賛成している。


以上、とりあえず3人の設定でした。

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