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商品を供給する労働力=従業員に愛着してもらう仕組みを作る

2024年、マーケットの需要に合わせて、
各企業は、高価格・中価格帯の
商品・サービスを開発・販売し始めています。

それらを供給するために、
労働力の確保は必要不可欠です。

労働力の確保ができないと、
従業員の疲弊による退職リスクや
後継者不足による倒産リスクが出てきます。

また、僻地などの採用難店舗は、
都心よりも人材調達がしづらいため、
長時間労働による残業代(割増賃金)がのっかり、
利益創出が難しい不採算店舗となります。

労働人口の減少で採用が難しい環境ですが、
そんな企業や店舗での採用が上手くいけば、
利益が増えて1人ひとりの所得が増える
きっかけになります。

※アメリカやヨーロッパのように、
 ロボット化(省人化)の動きが進めば良いですが
 日本はまだまだ遅れているのが前提です。

今回は、実際の事例を交えながら
採用難に困っている企業や店舗でも
【労働力が確保できるコツ】を紹介します。

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【1】働きやすさ
勤務日数、曜日、時間など
タイムパフォーマンスを重視する
求職者が多くなってきています。

正社員であれば、
・年間休日120日以上
・完全週休2日制
・フレックス勤務

アルバイトであれば、
・週1日~週5日から選べる
・平日のみや曜日が選べる
・4h〜短時間で働ける

など自分の都合に合わせて
シフトが選べる求人に応募が集まります。

いきなりシフトを柔軟にするのは困難ですが
例えば、ある介護施設での9時〜18時勤務。

17時〜18時の間は、2名のスタッフで
清掃業務を行うことになっていたのですが、
他の時間に清掃業務をズラすことで
1人でもできる業務にして
17時に帰宅できるシフト枠を作りました。

求職者側は、
帰宅後に家事の時間が確保できるようになり、
企業と求職者の双方が満足する結果になりました。


【2】通いやすさ
給与を上げられない場合でも、
・交通費を全額支給する
・ガソリン代も支給する、
・近くの駐車場を契約する
など通勤がしやすい勤務地にすることで
採用に繋げやすくなります。

送迎バスで自宅まで迎えに行ったり、
木更津市から川崎市の勤務地に通えるように、
アクアラインに送迎バスを出す会社もあります。

最近では、タクシー会社と提携して自宅まで
タクシー送迎をするという事例もあります。


【3】始めやすさ
「事務経験1年以上」など、
経験と年数を応募条件にしている求人を
よく見かけますが、

例えば営業職で5年間、
毎日パソコンを使っていた人材は、
応募要件を満たしていないのか。

応募要件(求めること)を
限定した求人広告費を出し続けるよりも、

未経験から働ける育成環境を整えることに
投資をした方が、コストを抑えられて
採用がしやすい仕組みができます。

また、資格が必要なポジションだとしても
資格取得支援をすることで、
採用・定着に繋がる可能性が高いです。

もちろん、
経験・資格必須のポジションもあるので、
全て上手くいくわけではありませんが、

求職者に始めやすい仕事だと
思ってもらうことが重要です。
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求人広告や人材紹介などの採用活動費を
毎年同様になんとなく予算化するのではなく

今の従業員が喜ぶ顔を想像して
給与・待遇・社内環境や体制に投資をすると

今の従業員が定着して労働力が強化され、
今の従業員が愛着することで口コミが広まり、
新しい従業員が増えていく。

そんな循環が生まれる「仕組み作り」に
投資すると採用ができる可能性が高まります。

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