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「じぃじぃの独り言」: 日経ビジネス【進撃のドンキ🟰異端児、気づけば小売り4位】

1  はじめに

  私の頭の老化防止のため、関心があった「日経ビジネス」を定期購読してい
 て、自由時間は十分あるので、気になった記事を整理しました。

2  今回の特集 :   「進撃のドンキ」【異端児、気づけば小売り4位】

 (1) ドンキを傘下に持つパン・パシフィック・インターナショナルホールディン
  グス(PPIH)は、アジア全域に新業態での店舗網を広げてアジアで急拡大し、
  この快進撃は、日本の小売業の盟主交代を象徴するエピソードでもある(34期
  連続で増収増益)。
   *日本の小売業界の売上高ランキング
    1位:セブン&アイHD(約11.8兆円)、2位:イオン(約9.1兆円)
    3位:ファーストリテイリング(約2.3兆円)、4位:PPIH(約1.9兆円)
 (2) 新業態のストアコンセプトは「ジャパンブランド・スペシャリティストア」
  で、日本のドンキと異なり、日本の産品しか扱っておらず、店内で「寿司」
  などの飲食店も営み、飲食と物販の垣根をなくした「新しい売り方」を実践
  している。
 (3) また、米国事業は一貫してM&Aで業容を広げ、日本の食を強化した「エッ
  ジをきかせた店づくり」に手応えを感じ、M&A先の改善余地は大きく、成長
  できると見込んでいる。
 (4) PPIHは2020年、アジアを含む環太平洋地域への日本の農畜水産物の輸出
  拡大を図る連携組織を設立し、世界的な日本食ブームを収益化する前線基地
  になりつつある。
 (5) PPIHでは同じ店は一つとしてなく、徹底的に現場に権限を委譲するなど中
  央集権型のチェーンストア理論に背を向けた「逆張り経営」が成長の原動力
  である。
   ① ドンキでは売り場のことを「買い場」と呼び、買い場づくりには明確な
    哲学【CV(コンビニエンス:便利さ)➕D(ディスカウント:安さ)➕A(ア
    ミューズメント:楽しさ)】があり、最も重要なのがアミューズメントであ
    る。
   ② ドンキでは、「顧客親和性(店作りには想定顧客に最も近い店員がかか
    わる)」や「興味期限(半年間に一度も売れていない商品は強制的に減損
    処理の対象となる)」という言葉がある。
   ③ 仕事にゲーム的な要素を持ち込み、現場のモチベーションを高めるのが
    ドンキのお家芸で、陳列のうまさを競う社内コンテストやAIが提案する
    推奨価格ではなく自らの「勘と経験と度胸」を信じて値付けする「値付
    けバトル」に挑んでいる。
 (6) 創業者安田隆夫氏が執筆した「源流」には、全従業員が未来永劫にわたって
  実践すべき行動規範が定められ、PPIHにおける「真のCEO」と記載されてい
  る。この「源流」が従業員の羅針盤となり、現場に権限を委譲しても規律を
  保ち、持続的な成長につなげることができるのである。

3  その他の内容

 (1) 中国、北朝鮮やロシアが既存のミサイル防衛システムを破りかねない極超音
  速兵器を進め、核の脅威を伴う新兵器が現実のものとなる中、日本の安全保
  障上、もはや一刻の猶予もなく、防衛省は対抗すべく、国産の迎撃ミサイル
  や極超音波巡航ミサイルの開発を進め、米国との連携も強める。
 (2) 新型コロナウィルス対策の行動制限がなくなり、社内運動会を開催する企業
  や労働組合が増え、在宅勤務の普及でのコミュニケーション不足の対策とし
  て注目が集まっている。
 (3) 長年続いてきた日本銀行のマイナス金利政策に、いよいよ正常化への機運が
  高まり、銀行は収益拡大を向けた転換期を迎えようとしているが、金利上昇
  局面の経験が乏しい現場には戸惑いが広がる。
 (4) 日本百貨店協会によると、1997年に9兆円台まで達した全国の百貨店売上
  高は2021年には4兆円台とほぼ半減し、300以上あった店舗数は181店舗ま
  で縮小した。
 (5) 日本の男性の家事負担は国際的に見て極めて少なく、2022年の全国家庭動
  向調査によると、7割以上の女性が働いている中で、全体として家事の8割を
  妻が担っている。

4 「じぃじぃの独り言」

  私は何か面白そうな店舗だと思っていたが、若者向けの店舗だと思いドン.
 キホーテに行ったことがなく、小売業界第4位の売上高があるとは思わなかっ
 た。
  (1)創業者安田隆夫(74歳)氏が本誌のインタビューで、権限委譲を徹底して
 最大限の誇りと自己承認(欲求)を叶えられる仕組みができているので、我が社
 のメイトさん(アルバイトやパート)の意欲とレベルは世界一高いと話している
 (2)全従業員が未来永劫にわたって実践すべき行動規範「源流」が詳しく定めら
 れ、サブマネージャー(課長代理)以上には「源流伝道師」の受験が必須で行動
 規範の教えが伝承されている(3)本誌に登場しているPPIHの経営幹部の顔つき
 や目つきがイキイキし、本当にイイ表情をしていることで仕事に対するモチベ
 ーションが高いことなどで、PPIHの34期連続での増収増益の要因がわかった
 気がする。
  PPIHにも、徹底的に実践する社風になじめず、辞めていく人もいるらしいが
 著しく仕事の負荷が少なく、仕事にやりがいや成長が見込めない職場である「
 ゆるい職場」でも「将来が不安」という理由から退職する若者が増えているら
 しく、今の若者に「長く働いてもらう」ことは、本当に難しい問題だと思う。
  一方、これまで多くのチェーン店が追求したのは便利さと規模拡大での安さ
 だったが、コンビニは人口減で飽和状態となり、スーパーは円安と物価高で値
 上げ余儀なくされ、それぞれ成長の限界に直面しているので、成長面だけを見
 ると、PPIHは日本の小売業の盟主交代を象徴する企業になるのかもしれない。
  話しは変わって、私は、この7月で70歳で私なりの70歳代を模索していて、
 なかなか目標とする人が見当たらなかったが、テレビで73歳の現役サーファー
 のカッコ良さを見て、こういう人になりたいと思った。
  その人は、18歳からサーフィンをし、日本でのサーファーの「ハシリ」だと
 と思うが、陽に焼けて黒くて逞しい肉体は若々しく、本当に「イイ顔、イイ目
 」をしたイイ表情をしていた。
  私も十数年、毎日早朝トレーニング(週5日は8㌔のジョギング、週2日は筋
 トレと2㌔のジョギング)をしていて、それなりに締まった体がキープできてい
 る一方、自慢話ではないが、頭髪が薄く帽子を被っていると、娘の知り合いや
 孫が世話になっていた保育園の保母さんから「カッコイイね、素敵だね」と言
 われているみたいなので、とりあえずは、今の体型をキープして若々しく、手
 頃な服装で「見た目」にも気をつけていきたと思う。
  最後に、私は運動での「体」の筋トレやnotoでの「頭」の筋トレなどで「イ
 イ目」をして健康寿命を伸ばす一方、「宝物の孫」の世話をして、働きながら
 子育てをする一人娘を私なりにサポートしていきたい。

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