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「じぃじぃの独り言」: 日経ビジネス【AI時代の幸福論】

1  はじめに

  私の頭の老化防止のため、関心があった「日経ビジネス」を定期購読してい
 て、自由時間は十分あるので、気になった記事を整理した。

2  今回の特集 :   「ようこそテクノユートピアへ」【AI時代の幸福論】

 (1) 「テクノロジーによって暮らしや仕事の効率を高め、便利な世の中にする」
  という回りくどい方法で幸福を追求するだけではなく、「幸福な体験を味わ
  うためにテクノロジーを使う」という、もっと直接的なアプローチを増やし
  てもいいはずである。
 (2) AI(人工知能)や VR(仮想現実)、ロボットの進化で現実と見まがう虚構世界
  「テクノユートピア」が現れ、本誌の社員が米企業が提供する「VRChat」に
  参加してバーチャルとリアルの区別がない世界を経験している。
   日本ではソーシャルVRの利用者の9割が男性で、うち8割近くが女性姿のア
  バターを利用しているとみられる。
 (3) 米国企業が、家族などとやり取りした音声通話やテキストメッセージのデー
  タなどを収集して自らの人格をAIに学習させ、誰でも自分の分身AIを作れる
  機能を持つスマホアプリの提供を計画している。
   「肉親と死別したくない」との思いは人類共通の願いとも言えるので、潜
  在的な需要は大きいと思われる。
 (4) アニメなどの架空のキャラクターを性愛の対象とする人々がいて、今後さら
  に増えることも見込まれ、社会の寛容性が問われることとなる。
   こういう人は自分らしく生きようとしているだけで、決して誰かに迷惑を
  かけようとしているわけではないが、「他人に迷惑をかけなければ、何をし
  てもよい」とは割り切れないのが日本社会である。
 (5) 多くのSNS(交流サイト)では、閲覧情報や個人情報等を基にAIが利用者の好
  みそうなコンテンツを選んで表示し、すでに私たちはAIに振り回されている
   AIが人間の良きパートナーになれば未来は明るいが、人間が支配される側
  に転落すると暗黒時代を迎える恐れもある。
 (6) テクノユートピアの出現で、現実の経済活動が虚構空間と地続きとなり活発
  化して、先進企業はプロモーションの場として活用し始め、出遅れれば商機
  を逃がすことにもなりかねない。
   VR空間では、「VRタレント」といった職業も生まれ、仕事を辞めて生計
  をたてている人も少なくない。

3  その他の内容

 (1) 「ゼロコロナ政策」後の景気低迷なども影響し、中国の若者が過去最高の就
  職難にあえぎ、若年失業率(16〜24歳)は20%の大台を超え、中国当局は7月
  以降の数値の発表を取りやめた。
 (2) AIの研究現場では中国を中心とする海外人材に頼っているのが現状で、日本
  のAI研究者不足がますます深刻化し、生成AIの開発競争にも置いていかれる
  可能性が高い。
   米国のリポートによると、日本のAI民間投資額は米国の2%にも満たない。
 (3) 人類の体と脳は20万年前のままなのに、急速な技術進歩で現代社会が大き
  く乖離してしまい、精神疾患や生活習慣病などのひずみを生んでいると、進
  化人類学者が指摘している。

4  「じぃじぃの独り言」

  本誌の社員が美少女名で「VRChat」に参加して、大空を戦闘機で飛び回り、
 お化け屋敷を探索し、朝まで仲間たちと大部屋でごろ寝などをして参加者と交
 流している(世界中からいつも2万数千人ほどが同時に参加しているらしい)。
  参加者が、「現実世界も楽しいけど、VRChatの世界はもっと楽しい。両方
 の世界の境目が曖昧になって、ごちゃ混ぜになるのがいい」と話している。
  日本でのソーシャルVRの利用者の9割が男性で、うち8割近くが女性姿のア
 バターを利用しているとのことだが、今の私には、その理由がよくわからない
  私が生きてきた時代とは違って、今は価値観が多様化し、世界では「他人に
 迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由である」という思いも強いので
 「自分の思いに正直に生きる」ことも「あり」かなと思うようになった。
  話しは変わって、私は、『人は愛情らしきものを感じて結婚するが、一緒に
 生活すると「愛」は早く冷め、「情」まで無くしてしまうと「離婚」につなが
 る」のではないかと思っている。
  私も、詳しい内容は話せないが、私の都合で「離婚」を考えた時期があった
 が、阪神・淡路大震災(私の家は震源地から離れていて被害は小さかった)で人
 や家族(一人娘の存在感が大きかった)とのつながりの大切さがわかり、思いと
 どまった。
  今、私には「宝物の孫」が二人いて、孫の世話が私の「若返り」と「生きが
 い」のベースとなり、本当に「離婚」しなくてよかったと思っていて、私の運
 に感謝している。
  また、今の若い人たちが「同棲をしてから結婚するかを決める」ということ
 を知って、それも「あり」だと思うようになった。
  最後に、私は運動での「体」の筋トレやnotoでの「頭」の筋トレなどで「イ
 イ目」をして健康寿命を伸ばす一方、「宝物の孫」の世話をして、働きながら
 子育てをする一人娘を私なりにサポートしていきたい。



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