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「ちょイケじぃじぃの独り言」: 日経ビジネス[欧州で勝つサムライ企業/成熟市場の攻略法】
1 はじめに
私の頭の老化防止のため、関心があった「日経ビジネス」を定期購読してい
て、自由時間は十分あるので、気になった記事を整理しました。
2 今回の特集 : 「欧州で勝つサムライ企業」【成熟市場の攻略法】
(1) 欧州連合(EU)と英国の総人口は5億人超、国内総生産(GDP)は約3000兆円
で、米国に次ぎ、中国を上回る事実上第2位の統一市場は魅力的である。
一方、欧州は人件費が高く、競争する企業も多い上に経済成長も穏やかな
成熟社会で、日本企業にとっても厳しい競争にさらされる「プレミアリーグ
」とも言える市場である。
(2) 欧州で勝つサムライ企業を紹介していて、そこには共通点も見受けられる。
① リーダーが強い思いとリーダーシップを持ち、権限を委譲し、スピーディ
ーに意思決定していく。
② 自前主義へのこだわりを捨て、「現地のことは現地の人が知っている」と
の考えから徹底的に調査を重ね、信頼できるパートナー企業との協力関係
を築き、その企業を通じたマーケティングを重視している。
③ 海外事業本部を強化するため、様々な才能を持つ人材を外部などから採用
して海外展開を任せる一方、「グローバルコミュニケーション力」を重視
している。
(3) いずれ中国をはじめアジアなどの新興国も成熟市場になることが想定され、
成熟市場の欧州で磨いた技術やマーケティングの力を世界で生かす場面が増
えるかもしれない。
3 その他の内容
(1) NTT会長が、「通信後進国ニッポン」の復活の道として、ガラパゴスが生み
出すユニークさを強みに、新しい世界で目指すポジションを明確にすること
を提案している。
(2) 南シナ海で中国からの圧力を受けるベトナムは、外交の均衡を図るため米国
に接近し、軍事協力のみならず経済面でも、半導体サプライチェーンなどを
通じて、米国とベトナムの関係は深まりそうである。
(3) 60歳以上の高齢者を対象にしたアンケートによると、日本の高齢男性は孤
独(親しい友人が「いない」と回答した割合が約40%で、他の先進国と比べて
高い)で、人生に意義を見出すべく仏門をたたく高齢者たちがいるが、門戸を
開く住職は、「自らに厳しい生き方を課すこととなり、楽な道ではない」と
覚悟を求める。
(4) 日本はCTやMRIなど検査機器の普及率が世界でも群を抜いて高く、AIに学
習させるデータが豊富にあり、「日本は医療AIの分野で優位性がある」ため
医師が立ち上げたスタートアップが医療DXのけん引役を担っている。
(5) 日本の漁業は温暖化による海面温度の上昇や漁業者の高齢化・従業員数減な
どで漁獲量の減少が続き、養殖は漁業の危機への重要な対応策となり、ハイ
テクが陸上養殖を進化させ、漁業を変える時代が着実に近づいている。
4 「ちょイケじぃじぃの独り言」
米中対立の地政学的リスクなどの「消去法」として、海外投資家から多額の
売買代金を伴い買われた日経平均株価は、4〜6月の間で約18%上昇して「日
本株、最後の挑戦」として期待されたが、前月末対比で見ると、7月(99.9%)
8月(98.3%)、9月(97.7%)と7〜9月の間で約4%低下している。ただ、海外
の主要株式指数も低下しているので、日本特有の問題ではないように思う。
私はこの3月まで、私のお小遣いの範囲内で日本株での資産運用をしていたが
資産運用結果が散々な状況(塩漬け状態)で、また、日本株式は海外投資家の影
響を受けやすく、成長面でも期待できないことから、4月から日本株での資産運
用はやめるとともに日本経済新聞の定期購読と四季報の購読もやめた。日経ビ
ジネスもやめる候補だったが、それではあまりにも日本社会・経済等の情報が
入ってこないので、定期購読を続けてnotoでの投稿材料として活用している。
また、2024年には少額投資非課税制度(NISA)が拡充され、合計1800万円ま
での投資が非課税になるが、今の若い人達にとって、日本株の受け皿として上
手く機能するのか、私には大きな疑問である。
今回の本誌の記事で残念に思ったことは、時価総額で世界トップであったN
TT会長が、「通信後進国ニッポン」の復活の起爆剤として「ガラパゴスが生み
出すユニークさを強みにする」という訳の分からない提案をしていて、時価総
額でGAFAに大きく追い抜かれ、長い間低迷している要因もわかるような気が
がした。
一方、特集「欧州で勝つサムライ企業」で紹介された企業の幹部が写真付で
登場し、どの人も「イイ目、イイ顔をし、モチベーションがいかにも高い表情
」をしているのが印象的だった。
その人たちは、大手コンサルタント会社などで勤務し蓄積したノウハウ等を
見込まれ、ヘッドハンティングや中途採用で新たな職場に入り、強みを活かし
つつ新たなノウハウ等を手に入れることで、また、機会があれば、新たなステ
ップに向けて走り出すのではないかと思う。私は、それが「本来の転職」では
ないかと思う。
最後に、私は運動での「体」の筋トレやnotoでの「頭」の筋トレなどで「ち
ょイケじぃじぃ」で健康寿命を伸ばす一方、「宝物の孫」の世話をして、働き
ながら子育てをする一人娘を私なりにサポートしていきたい。
*「ちょイケじぃじぃ」:ちょっとイケてる(イカしている)じぃじぃ。
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