見出し画像

「ちょイケじぃじぃの独り言」: 日経ビジネス『脱・中国の虚実』【習近平「1強」が招く混乱】

1  はじめに

  私は関心があった「日経ビジネス」を定期購読し、自由時間は十分あるので
 気になった記事を整理しました。

2  今回の特集 :   『脱・中国の虚実」【習近平「1強」が招く混乱】

 (1) 世界が中国から距離を置く姿勢が鮮明になり、外資による中国投資は激減し
  貿易での優先度も低下しつつある。
    中国・習近平政権が異例の3期目に突入してから3月で丸1年経ち、国内経済
  の低迷に加え、米中対立なども深刻化し、権力が集中する「習1強」の弊害が
  如実に表れている。
    中国はこのまま孤立の道を歩むことになるのか、ただ逆風下でも中国企業は
  成長への執念は失っていない。
 (2) 外資企業の止まらぬ中国離れの要因として、①中国経済の低迷(足元では不
  動産バブルの崩壊でデフレ傾向が強まる)②中国政府による監視や処罰の強化
  ③米中対立の深刻化④中国の地場企業の台頭(中国企業が急速に技術力を高め
  ている)が浮かび上がる。
 (3) 国有企業や個人が実行部隊となり、米国などの目をかいくぐり、中国政府が
  港湾や電力など重要インフラへ莫大な資金力を背景に手段を問わず、諸外国
  への投資を進めている。

3  その他の内容

 (1) 「オープンイノベーション」の提唱者である米国大学院教授が、『オープン
  イノベーションを成功させるための鍵は、多くの企業組織に潜んでいる内な
  る敵を打破する」ことにあると指摘している。
   「オープンイノベーション」とは、顧客、スタートアップ、クラウドソー
  シング、大学などの外部リソースを活用して、新しい製品やサービスを開発
  することで、形式的に表現すれば、「金銭的理由と非金銭的理由の両方のた
  めに組織の境界線を超えた知識の流れを伴う分散型イノベーションプロセス
  」と定義できる。
   外部の関係者と協力するには多くの場合、組織のワークフローの変更が必
  要となり、効果的な米国企業の事例を紹介している。
 (2) 日銀がマイナス金利政策の解除を決定したが、日本経済の構造的な課題((高
  齢化、人口減少、消費の低迷、莫大な公的債務、低成長など)は解決したわけ
  ではなく、実質金利が上昇する見込みは薄い。
   米FRBが利下げを開始して円高に振れた時こそ、物価をコントロールする
  日銀の本当の力が試される。
 (3) 米新興企業がヒトの脳に超小型デバイスを埋め込んでコンピュータと接続す
  る治験を開始し、米アップルが近い将来、同社イヤホン「Airpods」を脳波
  計として活用する可能性が出てきた。
 (4) 米国で電気自動車販売(EV)の伸びにブレーキがかかり、現地の自動車メー
  カーは自信を失い、EVの先行きについての悲観論が台頭している。
   EVの普及の遅れは、日本の自動車メーカーにとっては追い風になる面もあ
  る。

4  「ちょイケじぃじぃの独り言」

  バブル崩壊時の日本と現在の中国を比較すると、①不動産不振やデフレ圧力(
 「貧乏人セット」が人気)②少子化も経済がピークアウトするのと同時期に起き
 ていることで、この1年で中国経済の「日本化」が叫ばれるようになったらしい
  14億人の人口を抱える中国の経済発展は都市部が中心で、地方部には経済発
 展の余地が残り、このまま日本を超える長期低迷に陥るのか、それとも「高質
 量発展(質の高い発展)」を遂げられるのかはわからないと、専門家は本誌で述
 べている。
  どちらにせよ、これからの中国の動きは「要注意」のような気がする。  
  日銀がマイナス金利政策の解除を決定したが、日経平均株価は4万円を下回り
 (先週末)、「一時の勢い」は影をひそめ、これからの海外投資家の動き次第だ
 と思う。
  海外投資家の影響を受けやすい日本株式はリスクが高く、新NISAでの銘柄選
 択では、多くの海外株式を組み入れる必要性が高まると思うが、仮に、そうな
 れば、なんのための新NISA❓という疑問が湧いてくる。(私の保有する日本株
 式は経営成績の悪化等により散々な状況で、株式勘の悪い私が言うのは、おこ
 がましいが)。
  過去において、トヨタの「ジャスト・イン・タイム」などの日本の経営手法
 が注目されたが、バブル崩壊後の「失われた30年」では、本誌で紹介されてい
 る「オープンイノベーション」などの米国の経営手法が目立っているような気
 がする。
  私が気になっている星野氏(星野リゾート代表)が、前回から「経営教室」と
 いうコラムに登場し、自社の経営手法を語っているが、そのベースはマイケル
 ・ポーター氏などの米国の経営学者の理論である。
  その中で、星野氏は、「社員にいかに会社に定着してもらうか」という課題
 から、フラットな組織文化を作り・維持するために、自分自身が常にフラット
 である状態を心がけ、専用の執務室や社用車など「偉い人信号」を徹底的に排
 除していることなどを述べている。
  話しは変わり、私がほぼ毎日の早朝運動で利用している公園の桜が満開(地元
 では有名)で綺麗であるが、残念ながら、メインストリートの片側(約200m)に
 出店している露天商のテントや看板が、その綺麗さを妨げていて残念な気持ち
 になり,さらに、前の日に作った露天商の食べ物がそのままで(カラスが食べてい
 た)衛生面でも最悪である。
  公園を管理する責任者は、工夫をすれば、他の所に露天商の場所を確保でき
 衛生面でも注意してもらいたい気持ちになる。
  誰か私の気持ちと同じ人がいれば、SNSなどに投稿して注意を喚起してもら
 いたい気持ちにもなる(私には残念ながら、そこまで踏み込む気持ちはない)。
  昨日、私の近所の人から、私の元勤務先の幹部(私が知っている人)がSNSで
 トップを批判して大変なことになっていると聞いて、そのSNSを調べてみた。
  私が推察するに、その幹部は以前からSNSなどを通じて自分の思い(綺麗事
 ❓)などを投稿し、それなりに好評であっため、自分の立場を省みずに投稿し
 たように思える。
  その幹部は定年間近で、どうしても独りよがり(孤独❓)になり、自分の気持
 ちを抑えきれず、安易にSNSを使っような気がする(若い人なら、若気の至りで
 済むかもしれないが、定年間近では、そう簡単な話ではないと思う)。
  私は、それを知り、安易にSNSを使わずに良かったと思った。
  最後に、私は運動での「体」の筋トレと資格学習やnotoでの「頭」の筋トレ
 で「老いと闘える最後のチャンス」である70歳代を、運に全てを任してハッキ
 リした姿勢で過ごす一方、「宝の物」の孫の世話をして、働きながら子育てを
 する一人娘(夫は単身赴任中)をサポートしていきたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?