只見線、会津鉄道・野岩鉄道の旅

眠い目を擦り始発列車に乗ること約6時間、ようやく起点の小出駅に到着。ここから只見線に乗車する。
ローカル線だから空いてると思うだろうが、復活なったとはいえ廃線瀬戸際の路線、加えて先週末まで融雪の危険とかで運行休止していたとあって、運転士・車掌を待つ只見線の待ち客は長蛇の列を作っていた。やがてドアが開かれると、18きっぷ時の熱海ダッシュ池袋ダッシュかくあらんやとばかりの席取り合戦だ。まぁ進行方向右側の2人ユニット席進行方向側を確保したが。座席は満席で数人の立ち客も出ている。一日三本の閑散運行だから致し方ない。頻回運行をすべきだと私は思う。
車窓はいいのはいいのだが、残雪の反射光で目がやられる。約2時間ぐらいの乗車ののち、ようやく残雪は消え大地が見えるようになってきた。そしてそこまで来ると一気に春の気配である。同時に陽射しがだんだん傾いでくる。東京では散っちまった桜もこちらではこれからなのだ。と思いきや。一部咲きかかっているものを散見した。いやいや会津若松市中心部ではほとんど満開だ。春はいよいよ早まっている。地球温暖化対策はいよいよ待ったなしの課題だろう。駅到着後、翌日の四社線を経由する煩雑な切符を作らせて買い、さらに弁当や翌朝の朝食パン等買い込んで駅前ビジネスホテルに駆け込む。疲れていたのかすぐ寝込むことができた。

翌朝。ゆっくりと目を覚まし列車発車1時間ぐらい前にチェックアウトして、会津若松駅へ。駅前に公園があり、白虎隊像など展示してあるが、残念ながら桜の木はなかった。会津鉄道に乗る。定刻通りに列車は出発する。呆然とカメラを回したりしていたが、眠くてたまらず、ついうとうとと舟を漕ぎ、列車はいつの間にか終着の会津田島駅へ。ここで特急会津リバティー号に乗り換える。豪奢な列車に乗るのもたまにはお赦しいただきたい。明日仕事があるから、そう疲れるわけにはいかないのだ。終点の浅草周辺は、あまりよく知らないところなので、適当に都バス都営地下鉄に乗ってやり過ごし、練馬経由で西武線に乗り、ようやく帰宅した。

なんか、なんか満足度にイマイチなのである。これまでに乗った路線だというのもあろう。
そして、それよりも、今後の旅の目標として、人に会いに行く旅、人と一緒に行く旅というのを追求したい。一人旅はひとまず卒業することを宣言する。


水上駅
只見線。眩しい!
特急「会津リバティー」号


豪奢な社内

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?