見出し画像

洗濯と選択

マンションに引っ越してから新しい洗濯機を購入した。
15万以内で乾燥機能付きの製品を選んだ。


ただ以前妻のニットを乾燥して、妻に呆れられた。

西松屋に並んでいるようなキッズサイズにしてしまってから、乾燥機能は怖くて使っていない。

うちの洗濯機は前に使った機能をメモリに記憶してくれる。
勝手に「洗濯+乾燥」の状態になっていて、何も見ず流れでスイッチを押して開始してしまい、終わった頃には時すでに遅しだった。
メモリ記憶とか余計なおせっかいである。




以前使っていた洗濯機は「新生活フェア」で購入した掃除機、冷蔵庫、洗濯機の3点セットで売られている機能最低限の製品だった。
それを約10年ほど使用していて、買い換える最後の方は回すとゴウンゴウンと轟音を奏でてくれるほどに成長してくれた。
だから次買い換える時はしっかりとした洗濯乾燥機能付きのものを選んで、家事の時短をしようと決断したのだ。



しかしせっかくお金を払っていろんな洗濯モードがついているものを選んだのだが、はっきり言って通常の洗濯以外を今のところ使用していない。

冷蔵庫やエアコンもそうだが、いろんな機能がついていても、どう言う状況で、どのボタンを押せばどういう機能が使えるのか忘れてしまう。

iphoneとかデザインにパロメーターを振り切って、機械の中でまったく機能を説明していないものもあるが、そういうおしゃれ家電はたまに発見と感動を与えてくれる。

しかし洗濯機は1回の使用で洗剤と柔軟剤というコストを支払うので安易に他の機能を使いづらい。

もちろん説明書を読めば良いのだが、そんな億劫なことをやっていては
時短を求めていたあの頃の自分を思い出してバカらしく思う。

だから一番良いのは当時の販促用のリーフレットや、CM動画を保存しておくことだ。

買う前のワクワクの状態こそが一番知識のつく時だと思う。
機能の説明を無駄な説明を削いでわかりやすくしているのだから。

つまりはそういう販促物を洗濯機の隣に大々的に広告してればあの頃の「ワクワク」の状態を作り出すことができ、ミーハー気分でいろんなボタンを押してみたくなるのだと思う。

「選択」する勇気を自分に身に付けたい。

「乾燥」だけは安易に押してはいけないと頭に刻んであるが・・・

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?