貸株制度について
結論
現状保有している貸し出したい株がNISA口座にあり、非課税の恩恵をなくしてでも貸し出すメリットが薄いかなと感じ利用には至りませんでした。
調べようと思ったきっかけ
株を買ったものの、配当が少なかったり、値上がりもしない銘柄を貸し出して少しでもキャッシュを生める資産にできないかなと思って色々調べてみました。
楽天証券の貸株サービスについて気になった点を調べて整理しました。
1. メリット
株式を持っているだけで金利が得られる。
配当金を受け取る権利も一部保持できる場合がある。
銘柄によっては高金利での貸し出しが可能。
自動で貸し出しを行い、面倒な手続きが不要。
2. デメリット
株主優待を受け取れない場合がある(貸し出し中に権利を失うことがある)。
信用リスク(貸出先が破綻するリスク)がある。
株主としての議決権を失う。
途中で貸し出しの中止を依頼しても、売却などすぐには対応できない場合がある。
3. 貸株の金利が高い銘柄の特徴
取引量が少ない、流動性の低い銘柄。
買い残が多く、機関投資家などがショートポジションを取りたい銘柄。
市場で注目を集めているが、流通株が少ない状況の銘柄。
4. 雑所得と非課税額
貸株で得た金利収入は「雑所得」として扱われ、確定申告が必要。
雑所得は総合課税となるため、他の所得と合算して税金が計算される。
年間の雑所得が20万円以下の場合は、確定申告が不要(ただし、会社員など給与所得者の場合)。
5. NISA口座の株は貸出できない
NISA口座に保有する株は貸株サービスの対象外。
非課税のメリットを活かすため、NISAで保有している株を他の口座に移動することは不可能。
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