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イタリアの風を感じるバイオリン


日本でイタリアの風

 日本にいてイタリアの風を感じたいと思いませんか?日本のコンサートでウィーンフィルや外国のバイオリニストの演奏を聴いても、「ああ、外国にいるみたい」と思ったことはありませんでした。でも、この方のバイオリンの演奏を生で聴いたら、「イタリアにいるみたい!」と思ったのでその経験について書きます。そのバイオリニストはマウロ・イウラートさんという日本在住で大学の先生をされている演奏家です。(ザルツブルク・モーツァルテウム大学夏期国際アカデミー教授、相愛大学音楽学部、兵庫県立西宮高等学校各講師。西宮音楽協会会員。またハルモニアKOBE(株)設立、ハルモニアKOBEミュージックスクール代表。Wikipediaよりマウロ・イウラート - Wikipedia

 今回のYouTube動画は私がイタリアフェアで見たものではないですが、同じ曲やご紹介したい曲についてあげました。

 ちなみに私はイタリアに行ったことあります。イタリアの風は想像の産物ではありません!

阪急百貨店のイタリアフェア

 最初にマウロさんの演奏を聞いたのは随分前の阪急百貨店うめだ本店のイタリアフェアの公開演奏会でした。一回聴くと、イタリア音楽らしい、感情をストレートに表現するマウロさんの演奏が忘れられなくなりました。その時の曲目はチャールダッシュやイタリアのVitali作曲のChaconne in G Minor(すごく前だったので自信がないです(-"-))などでした。一つ一つのフレーズの抑揚にイタリアの風を感じて、聞いていた広場がイタリアであるかのように感じました。

チャールダッシュ


ウィンナーワルツ(イタリアではないですが…)

 ウィンナーワルツは個人的にあまり好みではないです。しかし、後日のコンサートでのマウロさんのウィンナーワルツは、リズムと抑揚がマッチしてとても素敵で聴いていて楽しくなりました。有名なウィーンフィルのニューイヤーコンサートであっても、私は中だるみを感じたりしますが、マウロさんの演奏には全く飽きませんでした。マウロさんのワルツは全身でリズムをとっていて、まるで踊っているかのように感じました。

ウィーン気質(ヨハンシュトラウスのワルツ)

 

生の演奏の良さ

 家に帰って、YouTubeでマウロさんの演奏を聴きました。YouTubeも美しい演奏だとは思うのですが、生で聴いた時のようなイタリアの雰囲気を強くは感じませんでした。生演奏じゃないとイタリアのような臨場感を感じにくいのかもしれません。呼吸にあるのか、その場にあるのかよくわからないですが、不思議な感覚です。

 後日、マウロさんのファンになってコンサートに行ったのですが、ヴィヴァルディの四季を生で何度か聴きました。聴くたびに良かった曲の部分が違っていて生演奏ならではの醍醐味がありました。同じ曲でも何度も聴きたくなりました。

 マウロさんの演奏では曲の最後のバイオリンの音が消えてもまだ音楽は終わっておらず、余韻をとても長く意識されています。その点が他の演奏家とは違っていてとても印象的でした。マウロさんのコンサートで最後の最後まで、音のない音を感じてください。

最後に

 皆さんもぜひ何かのコンサートでマウロさんの生演奏を聴いてイタリアの風を体感してください!
 過去のクリスマスコンサートではヘンデルの曲を演奏されていましたがそのコンサートには私は行けませんでした。またヘンデルの曲を演奏していただけるといいなあと思っています。この場で、要望を出してみました。よろしくお願い致しますm(__)m

(参考)阪急百貨店の過去のイタリアフェア

 コロナの影響で2020年の阪急百貨店イタリアフェアの映像がありましたので置いておきました。



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