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【沈黙の春】情報は日々更新される

『沈黙の春』は私が20年近く前に読んだ本だ。面白くてすらすら読め、読書感想文も良い点数をもらえたので、それなりに解釈はできていたと思う。

下記の記事に『沈黙の春』について記述した。これは私がそのときに読んだ率直な感想である。

これだけ読むと農薬を使った野菜が危険であると発言しているように受け取れるようだ。
しかし、私は有機野菜を食べていない。有機野菜じゃなくてもある程度の品質であることを信じているからである。(有機野菜に越したことはないとも思っている。が、値段が高いし、そもそも近くに売っていない。)

今と昔とでは状況が違うこと、著書がフィクションかノンフィクションかは私としては問題としていない。
受け取り手の捉え方の問題であると思っている。

私が問題としているのは『毒をばら撒く』という行為なのである。

有機野菜の記事を書いてくれている人が早速『沈黙の春』を読んで連絡をくれた。

ざっくり要約すると、害虫駆除に化学薬品(特にDDT)を使用した結果、別の種が異常発生する、虫の薬への耐性が上がる、薬品の毒性を上げることに繋がる。これを続けると最終捕食者である人間が化学薬品の被害を受ける。対策は生物学コントロール(一例、被食者アブラムシ、捕食者テントウムシ)を中心に防疫を考える。
役に立つ本で勉強になりました。レイチェルカーソンの指摘でDDT禁止したらマラリア感染者が増えすぎてまた使用を再開したという笑えない事実もありますが。1962年著作なので現在はどうなっているのか検証が必要かもしれません。

上記の意見に友人は賛同していた。

なにかを変えると別の何かも変わるであろうことは自覚すべきであると思う。


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