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【宅建登録実務講習】(銀行員リスキリング日記⑧)


 

◆概要
・主催者:O社(価格と場所で選びました)
・費用:17,600円
・日程:2日間(9時30分〜17時30分)
・場所:自習室を使用
・参加者:10名程度
・講義内容:テキストと講師の経験談に加えて
                     重説と売契の記入練習と修了試験

◆内容と感想
 まず、テキストが1ヶ月位前に届き「事前に通信
 教育で学習する」という建て前のようでしたが、
 一切、全く目を通す必要すらありませんでした。
 私は、事前に講師の方のYou Tube動画だけは倍速
 で約1時間視聴しましたが、それすら全く必要は
 ありませんでした。興味がある方は事前に読んで
 おけば良い、位の感じでしょうか。
 試験は、修了試験に出る内容を初日と2日目に15分
 ずつ位で「ここにマーカーを引いて下さい」と教
 えてくれる上に、テキストも持込可なので、試験
 自体も全く問題ありませんでした(20分位で終わ
 りました)。落ちる方が難しいと思います。

 講義時間等の規定は厳しいようで「休憩後の遅刻
 も厳禁」という感じですが、試験が「ほぼ絶対に
 合格する」こともあり、如何に「これから宅建士
 になる方達」に実務経験に裏付けられた話ができ
 るか、も含めて、話す内容の大部分は講師の「さ
 じ加減」みたいですね。私の講義を受け持った方
 (A講師)は競売、任売、賃貸、仲介、独立と経験
 豊富な方で「(宅建業の来店客は)売と買では
 圧倒的に買の見込客が多いので、ローン付けの知
 識が貴方達が稼ぐ為に重要ですよ」といった感じ
 で、これから宅建士として働く人へのエールのよ
 うな内容が印象的でした。
 ローン付けの話を聞くと、銀行員として若い頃は
 住宅店舗の配属で、住宅ローン案件獲得の為に駆
 けずり回り、管理者になってからもローン担当者
 を指導&サポートして、契約書を見た途端にロー
 ン特約条項の期限に目が行ってしまう私としては
 「不動産の営業、すぐ出来るかも」と勇気付けら
 れました。

 1日目、講義は最初のうちは謄本の見方や住宅
 支援機構の事など、私にとっては周知の事も多
 く、気軽に聴けていましたが、講義が進むにつれ
 て、物件査定や境界線など、これまでの経験で
 は、気付かなかった事や知らなかった事も多く、
 宅建士としての修行の必要性を強く感じました。
 
 2日目、重要事項説明書と売買契約書をワーク
 シートを使って実際に記入する作業が中心(と
 言っても、他の資料から転記するイメージです)
 で、最後に修了試験を受けて終了でした。

 講義の最後にA講師は「他の士業も皆そうですが、
 『一般の人が面倒くさいと思う事をやるのが士業
 なんですよ』、だから仕事になるんです。皆さん
 はその面倒くさい仕事に就かれるのですから、手
 を抜かずに確りやって下さいね。」と言われてま
 した。正直、不動産屋は不動産を右から左に動か
 すだけで3%+6万円が手に入るオイシイ仕事でいい
 加減なお兄ちゃんでも出来る仕事、というイメー
 ジもありましたが、水道や電気等の設備や、配
 管、雨漏りなど確認するのは、なかなかの作業で
 しょうし「甘い世界ではないな」と感じました。

 余談ですが、私は単身赴任中に宅建試験に合格し
 たのですが、宅建士証の交付は受験地でやらない
 といけない事に今更気付き、げんなりしてます。
 まず、県の証紙を現金書留で取り寄せるところか
 らやらないとならないみたいで…。飲み友達の誰か
 に頼んで送ってもらおうかな。

宅建士証取得については以下のリンクです。
https://note.com/kind_camel653/n/na26cd26cfdd7
 


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