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【日記】育休で感じる罪悪感を払拭せよ

3ヶ月の娘は最近起きている時間が増えてきた。夜はまとまって寝てくれるのはありがたいものの、オムツを交換し授乳を終えた娘にヒットする遊びはまだ多くはない。

・プーさんのメリー
・バウンサー
・母(私)の変顔
・絵本

どれも数十分で飽きを迎える。
そして泣き始める娘。ここからは抱っこ以外に娘の落ち着きを取り戻す手段を私は知らない。
30分ほど抱っこしていると娘はウトウトと目を瞑る。これで寝たと思うのは素人である。この段階ではまだ狸寝入りの域を出ていない。
ここでベッドに移動しようなどと早まったことをすればこれまで熟成してきた30分は水の泡となる。ベッドに置こうとした瞬間「まさか置くのではないな?」と大きく見開かれた我が子の瞳と対面することであろう。

娘が入眠体制に入ったらさらに30分ほど揺らし続ける。徐々に規則的に動いていた揺れのリズムをズラしてみたり止まってみたり、丸めてあげていた背中をすこーし伸ばしてみたりして娘が反応しないかを注意深く観察する。起床する様子がなければようやくベッドに移してみる。
ここまでやっても成功の確率は5割である。仮にそのまま寝てくれていたとして、ここから急いでさっき交換したオムツを捨てて散らかったお尻拭きなどを片付けて哺乳瓶を洗い消毒して、ついでに数時間前にお昼ご飯としてかっこんだご飯に色んなものを乗っけた名も無き料理の皿を洗い、放置されていた洗濯物を干し始めたところで娘起床である。

そうしてまたオムツ変えて授乳して、プーさんのメリーの下に置いてみたりバウンサーに乗っけてみたり変顔をして妙な歌を作詞作曲し絵本を読み尽くし抱っこして揺らしていつの間にか夕方でお風呂入れて揺らして夫が帰ってきてご飯の用意して交代で夕飯かっこんで片付けて交代でお風呂に入って夫は仕事に備えて戦線離脱し深夜0時までオムツ変えて授乳してプーさんのメリー(省略)。

そんなこんなで1日が終わるのだ。
毎日「今日何したっけ」と虚無と疲労の中眠りにつく毎日。
※この投稿は娘が寝た0時過ぎに執筆している

現在育休中の私は来年の春には復職の予定だ。それまで毎日これで良いのだろうかと怖くなる。毎日休みなのになにも成長していない。毎日もったいない。周りから置いていかれてる気がする。
そう感じていた。

でももし親しい友人が同じように悩みを打ち明けてきたら私ならなんと声をかけるだろうと考えてみた。きっと私はこう言うだろう。

「育休なんだから育児やってりゃいいじゃない。子どものお世話をするのがあなたの今の仕事でしょ?あんなにも脆くて弱くて言葉の通じないわがままな生き物を24時間病気しないように怪我しないようになるべく泣かないようにつきっきりで向き合うなんて大変だろうね。毎日休み?休んでないよね。成長していない?子どもはあなたのおかげで成長しているし、あなたは母親として成長しているよ。息抜きは家族に協力してもらってとった方がいいと思うけど、毎日なにも出来ていないと嘆く必要はないと思うよ。周りに置いていかれるもなにも人はそれぞれ役割とやるべきことがあって今のあなたのそれは母親であり育児でしょ?それに嘆いていても嘆いていなくてももう半年ちょっとすれば嫌でも職場復帰の時期がやってきて子どもと離れなくちゃいけない日がやってくるんだよ。こんなにも毎日好きなだけ顔を眺めたり、その腕に抱っこして一緒に昼寝したりして二人で一緒に過ごすことはもしかしたら一生のうちでこの半年だけかもしれないよ。妊娠と出産で大きなダメージを受けた体だって休ませる時期だよ。今は休める時に休みつつ、子どもとの時間を100%楽しんでいいんだよ。」

はー、少し楽になった。俯瞰って大事だ。
これでいいのかもしれない。大丈夫大丈夫。
さて寝よう。明日も同じ1日が始まる。だけどもしかしたらとびっきり嬉しい出来事もあるかもしれない。娘の成長のひとつだって見逃したくない。

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