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時折最高:032 友川かずき - 桜の国の散る中を (1980)

ちょうど来週の水曜日にコンサートがあるようなので、今日はこれを選びました。また日本列島に寒波が訪れ、各地で雪が降っている今だからこそ、雪が降る情景で始まるこの曲には相応しいタイミングかも知れません。

長い曲ですが、バンド編成に子供のような歌声、尺八、朗読のような歌のような合いの手、そして恐るべき友川の叫びなど、まさに情念渦巻く圧巻の一曲です。並みのロックバンドなんかじゃ全然敵わないでしょう。

Acoustic Guitar – 山脇クマ*
Chorus – 鮫島久美*, 野下直義*, 川崎葉子*
Synthesizer – 石塚俊明*
Vocoder – 古家恭子*
Voice [Scream] – 山谷初男*

https://www.discogs.com/ja/release/3802466-%E5%8F%8B%E5%B7%9D%E3%81%8B%E3%81%9A%E3%81%8D-%E6%A1%9C%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%95%A3%E3%82%8B%E4%B8%AD%E3%82%92

以下に歌詞を掲載しているサイトがありました。

1980年の「桜の国の散る中を」、1981年の「海静か、魂は病み」の2枚を最後にキング・レコードを離れることになりますが、メジャーレーベルからのリリースならではのサウンドプロダクション集大成のようなアルバムです。

友川かずきについて

詩人・歌手・画家・競輪愛好家・エッセイスト・俳優・酒豪・表現者。
真に自立して生きることが忘れられがちな現代にあって、無頼詩人のロマンを奇蹟的に体現するアーティスト。

http://kazukitomokawa.com/j/about-tomokawa


フォーク歌手 友川かずき、1974年に「上京の状況」でレコードデビュー。

続く「生きてるって言ってみろ」は今でも彼の代表曲として取り上げられる。


友川かずき バイオグラフィー(オフィシャルサイト)

「友川かずき」の誕生・・・1970年代
1970年代初め、日本では、ボブディラン等の影響でフォークソングが一大ムーブメントとなっていた。
友川も影響を受け自身もアコースティック・ギターを独習し、それまで書きためてきた詩に曲をつけて歌い始める。1975年ファーストアルバム『やっと一枚目』をリリース、念願のアルバムデビューを果たす。
その後、日本の反体制ロックバンド、頭脳警察のメンバーと知り合う。特にパーカッショニストの石塚俊明と意気投合し、以後彼は重要な音楽的パートナーとなる。
1970年代後半には、劇団と深くかかわるようになり、劇中歌を担当したばかりでなく、俳優として舞台に上ることもあったという。また、さらなる表現活動の場を求め、絵画にのめり込んだ時期でもあった。

http://kazukitomokawa.com/j/about-tomokawa

1993年に、東京・明大前のレコード店「モダ~ン・ミュージック」が主催するレーベル・PSFレコード(プア・ストロング・ファクトリーの略らしい。プロレスから来ているそうだ)から作品を発表するようになってからはコンスタントに新譜をリリースし、また旧作も一気に再発されるようになった。そして現在まで世界を舞台に活動を続けている。

上記が友川かずき再始動を決定づけたアルバム「花々の過失」です。

近年の演奏が、Sound Cloudにて各種ライブ音源にて公開されています。

「桜の国の散る中を」もありました。

「桜の国の散る中を」ライブ in 東京 - Within the Country of Falling Cherry Blossoms



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