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時折最高:035 The Dance - Stay Down (1982)
The Danceというバンドのことを知ったのは偶然で、多分300円程度の投げ売りコーナーで見つけた12インチシングルをたまたま買ったから。う~ん、おそらく80年代後半かそこらの時期だと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1676315898176-4sflQQZL2w.jpg)
記事のタイトル画像の写真は、この12インチの裏面です。
多分、あ、女性もメンバーにいるし、くらいの軽い気持ちで買ったんだと思います。
で、これを聴いてみると結構気に入っちゃったのです。
多分女性ボーカルの、微妙な素っ頓狂さがこの時期ツボに嵌まったんだと思います。
しかしバンド名が「The Dance」と一般的過ぎて、しばらくは全然追加情報が得られず、これ1枚しか無いのかな~、と思っていました。
90年代の前半くらいになって、なんか同名グループの日本盤LPを見つけて、どうやらあの12インチシングルのバンドらしいと分かりました。
ライナーノーツによれば、もう一枚ありそうなことを発見。
ああ、見た覚えのあるジャケットだ~。
色々漁っていたら、2枚組でボーナス12インチが付いているバージョンもあるようなのでそれを確保。
しかしDiscogsにはこのボーナス12インチ付きの情報がないのです。
あれぇ~???
まあそんな感じで30年近く、追加情報もなく、ただ手に入った音源を大事にしていたのですが・・・。
21世紀になってからふとDiscogsを眺めていたら、The Danceの前身バンドがあるらしいことを発見しました。
それが昨年あたりに、YouTubeを検索していたら、見たことの無いジャケットで楽曲が出てきました。
???
調べてみたらなんとびっくり、40年間まったく再発されなかったThe Danceのシングル、EP、LPが一気に再発されていたんですよ!!!
現在、全てを配信で聴くことが出来ます。
Model Citizens - Shift The Blame 4曲入りEP
In Lust (1981)
12インチよりやや陰鬱な印象で、買ってはみたが最初はちょっと違和感が・・・。今はそれなりに好きになりました。
Soul Force (1982)
一段とファンキーさを増し、12インチの緩さが無くなった感じ。
やはり最初は違和感があって、12インチの方が好きだったのですが、時間が経って聴き直すと、今はこれが一番エキサイティングに聞こえます。
だから今回の選曲は、この2ndアルバムオープニングの「Stay Down」なんです。
Do Dada (2022)
このアルバムは、1980年の「Dance For Your Dinner」の4曲に加え、その後の12インチシングルのExtended Versionも収録しており、これで全音源が揃います。
この再発プロジェクトに合わせて、当時のライブ映像だかPVだかが公開されました。
探していたら、前身バンドThe Model Citizensのライブ映像も発見!
いや~~~、30年以上周りに知っている人がいないまま、ひっそり愛でていたバンドの音源を紹介するチャンス到来!
ニューウェイブバンドの一角ですが、ファンクですよね。
ただボーカルがファンクのイディオムじゃない。
キーボードもコントーションズを思わせるようなフリーキーな、それでいて投げやり感の漂う味わい。
それでFree Funkという、あまり聞かないような紹介がされているんでしょう。
いや~、今聴いても凄く面白いと感じます。
オススメ!
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