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時折最高:036 Scarlet - Shine On Me Now (1992)

新品投げ売り300円で購入した12インチシングル。
この曲はいつ聴いてもサイコー!!!
偏愛対象です。

もうイントロのギターが鳴った瞬間に、「これはイイ! イイに違いない!」という予感が押し寄せます。続く女性ボーカルも綺麗さと可愛さと陰りが絶妙でイイ! そしてコーラスが素晴らしい! トゥトゥトゥ・・・という合いの手がイイ! (笑)

ずっとこれ1枚しか情報は無かったんですが、インターネット時代になって調べていると、同じレーベルから出ているものを発見。もしや同じグループではと取り寄せてみました。

やった! これで増えた!
こちらの方が先に出たもののようで、さらにアマチュアっぽさが感じられます。

月日が経って、ある日Scarletというグループ名の日本盤CDを発見。
確信はないものの買ってみたら、シンセポップで、こりゃ違うグループだったか・・・、と落胆。

しかしよくよく調べてみると、もしかしたら同じ人たちなのでは???、とも。

結局ネット情報が充実してくるにつれ、インディーからメジャーに移籍して出したアルバムだったことが分かりました。そしてメジャー1stのフルアルバムも入手。

なんともまあ・・・・。すっかりインディー時代の面影がありません。
人数も減ってるし、ファッションが全然違う・・・。
オーヴァープロデュースじゃないのかな?

さらに調べていくと、CDシングルが結構出ていることが分かりました。
別バージョンも収録されているようなので頑張って購入&落札(笑)。

2ndアルバムのセールスが振るわず、レーベルとの契約を打ち切られて、翌年デュオは解散してしまったようです。

あー、もうこれレコード会社が売り方失敗したせいだろ!
なんて悲しい・・・・。

最初のアルバムからはヒット曲が出たんですよ。
1stにはインディーズ時代の曲の再演も含まれてたし、それなりに成果はあったんですね。

でもインディーズ2枚目のシングルが持っていた輝きは、メジャーのプロデュースでは消えてしまったように思えてなりません。

近年、何故か当時のビデオクリップが、大変良い状態で動画サイトにアップされました。おかげさまで、この記事でも紹介できるようになりました。

以下、シングル音源と、オフィシャルビデオとTV出演クリップをまとめておきます。

シングル音源・プロモビデオ・TV出演

Scarlet - Piccadilly In The Rain (Remastered Video) (1992)

最初の12インチシングル曲。プロモビデオも作ったんですね。
結構アマチュアっぽい。

SCARLET MOONSTRUCK INSTRUMENTAL

CDと12インチ収録のインストバージョン。
曲はメジャー1stで再演されている。シングルバージョンの歌入りは見つかりませんでした。

Scarlet - I Really Like The Idea

メジャーで最初に出したシングル。これを最後に一人抜けてデュオになったそうです。

Independent Love Song - Scarlet

2人になってアルバム制作。そして最初のシングルはヒットしました。
そのおかげか、この曲のTV映像は数があります。

Scarlet - Independent Love Song - Live TOTP 1995

Scarlet - Independent Love Song (live) - Pebble Mill at One

Scarlet - Independent Love Song [Acoustic Version]

Scarlet - 'Independent Love Song [Italian Mix]' (1995)

Scarlet - I Wanna Be Free (To Be With Him) (Remastered Video) (1995)

Scarlet - I Wanna Be Free (live acoustic) plus interview - GMTV

Scarlet Love Hangover Single Version

Scarlet - Love Hangover - Official PV

Scarlet - Bad Girl (Official Music Video)

2ndアルバムからの唯一のシングルカット。
なんかなあ、充実したバンドサウンドではあるのだけれど、没個性とも言えるような・・・。こんな感じの音だったら他にもいるだろ?、という印象。
あー、もったいない!

こうして見ていくと、シングル曲には必ずプロモビデオが存在するようですし、レーベルも冷遇した訳ではないんですよね。
ただ、私には売り出しの方向性を間違えたのではないかとしか思えないのです。素直に「Shine On Me Now」の路線で、インディーポップの味わいを残したガールズグループで良かったんじゃないかと思うのです。

時代のせいなのか、巡り合わせなのか・・・。
彼女たちの活動が短命で終わってしまったことが残念でなりません。

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