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【シャニマス】斑鳩ルカは何故ナポリタンをけなしたのか【食べ物考察】

こんにちは。
岡山ディヴィジョンです。

みなさん。ナポリタンは好きですよね?

ナポリタン(Naporitan)は、パスタ料理の一種で、茹でたスパゲッティタマネギピーマンベーコンなどの具材と共に炒めトマトケチャップで調味したもの[1][2][3]日本発祥のパスタ料理であり[3]、類似の名を持つイタリア料理スパゲッティ・アッラ・ナポレターナとは異なる。

Wikipediaより引用

そうですね。
ナポリタンを嫌いな人間なんて、いないに決まっています。

ところが

『アイドルマスターシャイニーカラーズ』という作品には、あろうことかナポリタンをボロカスにけなす問題児がいるそうです。

これはいけません。

今回は、そんなシャニマスの闇に切り込んでいこうと思います。

1.嫌疑の概要

まずは、「ナポリタンをけなす」などというあってはならない蛮行が、果たして本当にあったのか。それを検証していきましょう。

イベントシナリオ『モノラル・ダイアローグス』にて。
容疑者・斑鳩ルカ(20)さんが、芸能事務所経営者の男性に対して、このような発言をしています。

「まずいね、このナポリタン……最悪な味がする」

もはや言い逃れはできません。
ルカは限りなくクロでしょう。心苦しいですが、逮捕は必至でしょうか。

しかし……考えてみてください。

誰もが大好きなナポリタン。
国民食と名高いナポリタン。
カゴメ株式会社によって萌キャラ化したナポリタン。

あのナポリタンが「最悪な味」だなんてこと、あり得るでしょうか?

ここを明らかにしない限り、我々には「誤認逮捕」の可能性がつきまといます。つぶさに検証していくとしましょう。

2.なぜ「ナポリタン」だったのか

この節はちょっと真面目なので、読み飛ばして頂いてOK

この『モノラル・ダイアローグス』というイベントシナリオにて、どうしてナポリタンという至高の料理が登場することになったのか。
斑鳩ルカ(20)さんの言動を理解するには、まずそこを明らかにせねばなりません。

ここで、注目したいものが2つあります。

1つ目は、『モノラル・ダイアローグス』イベントスチル

そしてもう一つが、シャニマス流行語大賞2022ノミネート時の、「まずいね、このナポリタン(以下略)」の説明文です。

まずいね、このナポリタン……最悪な味がする
出典:『モノラル・ダイアローグス』

最悪な味のするナポリタンを評する際に用いる言葉。シナリオイベント『モノラル・ダイアローグス』にて登場。レシピは簡単、薄切りにした玉ねぎ、ピーマン、ウインナーなどを炒め、塩ゆでしたスパゲッティを加えてケチャップでもうひと炒め。傍らにいちばん見たくない人間を添えれば完成。唇を真っ赤に染めて、絶望を演出してみて。

シャニマス流行語大賞2022「まずいね、このナポリタン……最悪な味がする」より

この二つに共通する要素がありますね?そう。

この二つは共に、唇を赤く染めるものです。

ここで一つの疑問が立ち上がります。

なぜ『モノラル・ダイアローグス』というイベントでは、唇を染めるものが重要なポジションを占めていたのでしょうか?

にちかは、イラストで上手く口紅を塗れていません。まるで、大人の化粧のまねごとをしている子供のようです。
同様に、ナポリタンが唇を紅く染めるものであるとしたら、それは上手にスパゲッティを食べられていないということなので、幼さを感じます。ナポリタンはスパゲッティ料理の中でも特に「家庭的」なイメージがあるので、それがより幼さのイメージを補強している気がします。

口紅とスパゲッティは、七草にちかと斑鳩ルカの「幼さ」を表現するアイテムだった、とは考えられないでしょうか。

赤い口紅=緋田美琴
であることは、シナリオを読んだ大半の人が感じたと思います。
にちかは美琴と上手く意思疎通できていませんし、それ故に口紅も上手く使えません。けれど彼女は、あくまでも口紅に固執しています。
上手く塗れない口紅に固執するのは、彼女の「幼さ」ではないでしょうか。

ルカは、自分の幼さを否定します。
社長に対し糾弾の姿勢を見せているのは、ひとえに母を守ろうとしているからですね。一方で、「あの人はふしあわせだったのか」という質問に対しては、心の中で母の笑う姿が想起できていながら、言葉を詰まらせます。
自分にとって辻褄の合わない部分から目を背ける「幼さ」があると言えるでしょう。

3.なぜ斑鳩ルカはナポリタンをけなしたのか

2節を読み飛ばした人用に、ここまでの話をまとめます。

・口紅とナポリタンは唇を赤く染めるもの
・(口元が真っ赤になるほど)上手に塗れない、食べられない
→「幼さ」の表現
・にちかとルカはそれぞれ自分の「幼さ」に苦しんでいる
・にちかは固執し、ルカはそこから目を背けている

さて、斑鳩ルカが「ナポリタン」=「(口元を真っ赤にしてしまうような)己の弱さ」から目を背けていたと仮定したとき、なるほど、なぜ彼女がナポリタンをけなしたのか見えてきましたね。


それは



何故かというと…
















斑鳩ルカが「あかちゃん」だからです




かぁわいいでちゅねぇ




ここまで考えてきたことを総合すると、ナポリタンを上手に食べられないのは「あかちゃん」の特徴と合致しています。
ナポリタンという至高の食べ物であっても、あかちゃんには「美味しくない」と感じられても仕方がありません。
加えて、社長が次のように発言しています。

口のものを飲み込まずに話し始めてしまうのも、「あかちゃん」の特徴と合致しているのが分かると思います。

斑鳩ルカが「あかちゃん」であるということは、七草にちかが「あかちゃん」であることも必然的に導き出されます。加えて、緋田美琴が「あかちゃん」であることは周知の事実ですね。

あかちゃんすぎ

アイドルマスターシャイニーカラーズ3周年のタイミングで実装された三人のキャラクターは、「あかちゃん」という共通点を持っています。
シャニマス4年目のテーマは「重なり」であるとは、下記のインタビューで高山Pが答えていますが、裏のテーマには「育児」があったことは、ご存じない方も多いのではないでしょうか。


『シャニマス』3周年記念! 制作プロデューサー・高山祐介氏インタビュー。新ユニット“シーズ”やライバルアイドル“斑鳩ルカ”、運営4年目に込める想いとは


本イベントのサポートSSRが【あっかい】・・・つまり、「赤い」という単語が用いられているのも、「口紅」「ナポリタン」「あかちゃん」のトリプルミーニングというわけです。
こういうところに仕込んでいるのは、流石シャニマスといったところでしょうか。

以上のことから、「ナポリタンは美味しい」ということと、斑鳩ルカの発言とは矛盾しないことが明らかになったと思います。


4.顛末

斑鳩ルカに対する嫌疑は晴れました。
つぶさな検証により、誤認逮捕を避けることが出来ましたね。

今回の「ナポリタンこき下ろし事件」では、芸能事務所経営者・天井努氏の逮捕という結果に終わりました。(容疑は「あかちゃんに対する暴言」)
罪なき人を投獄するというあってはならないことを避けられたので、満足しております。


5.おわりに

いかがだったでしょうか?

斑鳩ルカは無実であることが分かりましたね。ナポリタンは最悪の味がする、というあらぬ誤解を解くことが出来て良かったです。

シャニマスに関する交流は、Discordサーバーを利用しています。
『SHINY CORD』では、コミュについて語り合う定期的な場が設けられていたりもするので、興味がある方は覗いてみてください!

あと、シャニマスに関する研究・創作を志向したサーバーもあります。
シャニマスを深読みするのが好きな人、二次創作する人、noteを書いたことがある人、ナポリタンが好きな人などは、是非覗いてみてください!


次は、
【シャニマス】正直者の水の産地調べてみた【食べ物考察】
編で会いましょう。それでは!


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