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馬、浪漫、世界

不景気を知らぬ場所よ


府中競馬場は6、7年前に訪れたことがあるのですが、今日はガッツリレースを見、生まれて初めて馬券を買いました。

ソングラインは友達推薦、感謝

500円の複勝が2つの計1,000円を賭け、2頭とも3以以内にゴールインしたため、1,150円戻ってきました。つまり勝ちです。
いかに少額であろうと勝ちは勝ちです。
大事なことなので

また今回は馬主のご友人のお誘いだったため、馬主エリアにも入れました。

馬主フロアにしか売ってないガレットが旨い

大変貴重な時間を過ごしました。
私が生涯馬主となることは無いため、これが人生初且つ最後の馬主席かと思います。

第9レースは一般スペースで見ましたが、ゴール直前の歓声は「人間ここまで盛り上がるのか…」と圧倒されるくらいのボリューム。ヒトのエネルギーで空間が充満し、周りの人間の語気が異様に強まる、語彙が減る、口が悪くなる…この平和な国において、人が必死になる姿を最も見られる場所は間違いなくレース時の競馬場。

それに引き換え第10レースを眺めた馬主フロアの上品なこと。
同じ国、同じ市、同じ施設内で全く異なるヒエラルキーが存在していました。今思い出しても胸が詰まりそうになるくらい人種や暮らし振りの違いが滲み出ている、下階の人間と同じ生き物とは思えない程。これを肌で感じられたことは幸か不幸か、ふとカイジの鉄骨渡りを眺める金持ちの姿を思い出していました。

そして競馬で勝つこと、恐ろしい多幸感と射倖心…賭けた額とは関係無しに自分のベットした馬が勝つ姿が齎す興奮はあまりにも大きかった。
はまり込む人が道理でいるわけだ…。

勿論公営競技は課税対象となり、国益として還元され日本人の日々の生活に貢献する面もある。
無理な課金無く楽しむことができればいい娯楽にはなるはずだが……。

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