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ま!(そすーまん!)の記事

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#創作

今年も短歌の企画にお呼ばれしました

 私は歌人でも詩人でもないのですが、ときおり歌を作るなにかにお呼ばれすることがあります。  いつもお声がけいただいてありがとうございます。  自分で主催をすることがなくなってからはクリエイティブなことといえばひとりでのアニメ制作くらいのもんですが、やっぱり文字をこねこねして形にするのも楽しいものです。  まだ大っぴらには言えないのですが今年の夏と次の春くらいには短歌関連でなにかしらのお知らせが出来そうです。  大っぴらには言えないというのは公開してはいけないというのも

「君の物語はおもしろくない」に感謝して生きています

 少し前、私は小説を創作することを趣味にしていました。  もし運が良ければそれで生きていけたらいいな~なんてことも考え……妄想したこともあります。  趣味で文字を編んでいる人たちの中にはそういうことを考えている人も多いかと思います。  だって憧れるじゃんね、印税で暮らすの。  だけど今はもう物語を作ることはやめてしまいました。  や、なんだかんだでおはなしは作っていはいるのですが「小説」という媒体からは離れてしまいました。  憧れはもちろんあります。  本を読む

INTJは目標を定めると良い

 自称INTJの私です。  noteとINTJの相性が良いのか、好きなことをワーッて書きやすいのでいいですね。  Twitterとは違って見たくもない余計な情報をあらかじめ弾いていけるのも私好みです。  ときに今月になって少し焦りを感じ始めました。  何に?漠然と、人生に。  今の仕事をいつまで続けるんだろうとか、この貯金額だと何かあったときに足りないんじゃないかとか、起きてもいない問題に苛まれています。  雁字搦めになっているわけではなくて、あくまでも漠然とした薄い

愛あるAI

 アンドロイドが恋をした、ことにした。  稀代の天才・ゲニー博士にとって脳に走る電気信号の仕組みを真似して、アンドロイドが恋心を抱いたように見せるプログラムを組むなんてコーヒーを淹れるよりずっと簡単。  男性型のアンドロイドのファルには人を愛するプログラムが入れられました。  ゲニー博士はファルを人間と同じように育て、その様子を観察しました。  ただし、ファル自身がアンドロイドであることは伝えませんでした。  アンドロイドが自信をアンドロイドと自覚することは実験の妨げになる

【小説】おバカの国

 あるところに、おバカの国がありました。  その国にはばかしょうじきな人たちしか住んでいなかったので、ほかの国から「あいつらはバカだから相手にしないほうがいい」と笑われていました。  けれど、おバカの国には住んでいる人たちは幸せでした。  しょうじきに生きることほど正しいことはないとしんじていたからです。  ところが、それをよく思わない人がいました。  おバカの国のとなりの国です。  その国にはたくさんの学者たちが住んでいたのですが、おバカの国にとなりあっていると

【小説】神代の朝の秘密

 とおいとおい昔のお話です。みんなのおじいさんやおばあさんが生まれるずうっと前、人間と神様には見た目の違いがありませんでした。  神様のなかでもえらい者たちは空まで届くような山で暮らしていましたが、人間たちの住んでいる町や村にもたいていは神様が住んでいて、人々を守ったり、ときには村人へいたずらをしたりと仲良く暮らしていました。  今では当たり前にある「時間」というものも、むかしはまだ発明されていませんでした。  それというのも、わたしたちの住んでいる世界には元々、真っ暗

アマチュアの創作速度、あるいは時世の反映とか

 アマチュアの創作は勢いが全てだ。  そうでもしないと途中でぽきんと折れて、永遠に完成することはない。  そして勢いに任せた故に、時世の反映も早い。  私がこれを感じたのは2020年の秋。文学フリマの会場で同人誌を売っていたときのこと。  この日の私は初めて作ったアンソロジー、短編集、エッセイ集を携えて会場へ向かった。  結局ほとんど頒布できなかったり、前日にしこたま酒を飲んだせいで頭にドのつく二日酔いだったりとエピソードには事欠かないのだが、それはまたそのうち。  この