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海外在住中、確定拠出年金はどうする?
日本国内の企業に勤務していると、大体、「企業型確定拠出年金」を会社が掛金拠出していると思います。
筆者もそうでした。
ところが、2015年5月に、マレーシアに移住することになりましたが、この「確定拠出年金」のことはすっかり忘れて、マレーシアに渡航してしまいました。
1.確定拠出年金の資産が自動移換される
幸いにも、日本の自宅に届いた郵便物はマレーシアに転送してもらっていたので、在籍していた会社が使用していた運営管理機関から「自動移換完了のお知らせ」を受け取りました。
確定拠出年金の資産が国民年金基金連合会へ移されたということです。
2.自動移換のままにしておくとどうなるか?
これを受け取ったのがマレーシアに行った年末前だったので、年末年始に帰国の際に、調べてもよくわからないので、近くの三井住友銀行に突撃訪問して、どうすればよいのかを尋ねました。
そこで私が下した判断は、「そのままにしておく」でした。
要するに移換されたままにしておくということです。
当然ながら、移換されたままにしておくと管理手数料が年618円ほど発生します。
また、市(区)役所に転出届を提出して海外移住した場合、確定拠出年金の掛金拠出はできません。
3.移換された資金を運用するとどうなるか?
その場合、無理に届け出して移換された資金を運用するには、「運用指図者」として運用することになります。
その際の「口座維持のための手数料」は、月66円、年792円となります。
したがって、移換されたままにしておく方が、支払う手数料が、174円少なくなります。
<参考>
4.結論
結論は、「移換されたままにしておく」。
5.最後に
確定拠出年金がいきなり消えることはないので安心しましょう。
自動移換された場合は、運用機関から「自動移換完了のお知らせ」が見開きのハガキが届きます。
そのハガキが届いてからでも遅くはありません。
管理手数料は年618円ですから。
その後、毎年6月過ぎに、「確定拠出年金に関する重要なお知らせ(定期通知)」が封書で届くようになります。
そのお知らせで、管理手数料(年618円)が引かれた年金資産額がわかるようになっています。
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