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ちょっと便利をさっと準備 病院リアル面会オンライン受付

元病院職員ですが、先日前職の「京都リハビリテーション病院」が段階的にオンライン面会からリアル面会を解禁していくという話を聞きました。そして、オンラインで面会の受付を行える仕組みを実施したので、手伝ってくださいと連絡あり(業務委託契約中)

2週間後スタートとのことで、細かな調整は病院の事務部にお任せして、基本となる部分だけ作成しました。

(2021年12月1日からスタートですが、その後感染状況に応じて面会禁止など対応変わると考えます)

kintone
kViewer
フォームブリッジ

サイボウズkintoneと、kintone連携サービスを提供しているトヨクモ社の2製品を活用しました。既にどのサービスも現職時代から活用していたので、保守運用もお任せできる職員が複数名います。

1枠に複数名。例えば、10時の枠には10名まで予約できるって仕組みにしたければ、データコレクトやCustomine、krewDataなど受付登録情報をキーにして、残枠を更新する仕組みを設定する必要があります。

今回は1枠予約が入れば、その枠の予約をストップするだけ

お名前の欄が空欄なら予約可能、空欄でなくなったら(予約が入って入力された名前が反映されたら)予約不可にする。そんな設定もkintone連携サービスを使えば簡単に設定できます。

詳細はブログに色々とヒント書いてますので、参考にしてもらえると嬉しいです

ちょっと便利をさっと準備できる環境

コロナ禍以前であれば、特に制限なしで家族様は病室にてリハビリ室にて面会が可能でした。コロナ禍でオンライン面会が主流となりましたが、実際に会う時とオンラインでは情報量が違います。

病院としてはできるだけリアル面会を受け付けたいと思っていますが、面会する場所やそこまで移動をお手伝いするスタッフの人員を考えると「受付必要なリアル面会」が現状やれる限界かと思います。

病院受付で次回の面会予約をすると、外来の対応もありますので混雑や密に繋がります。電話連絡も専用の電話回線を用意しても混雑する可能性はあります。メールも誰かが確認して、その情報を共有する必要があります。

アプリを開いて、予約が一目で確認できれば病棟も担当医師も(あ〜〇〇さんの家族今日来るならあの件伝えておこう)

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本日より3日以降しか予約できないなど、細かな条件設定も可能です。明日急に予約が入るとなれば、入浴の予定や治療の予定を変更しなければいけません。京都リハビリテーション病院は、全床回復期リハビリテーション病床で構成されているので、リハビリテーションの予定を組み直す必要があります。

これらの問題を解決するWEB受付システム、作成自体は半日。調整に半日程度でした。(既にkintone自体は導入して4年くらい)

ちょっとした現場の課題も、大きな壁も現場主体で解決できる環境は最高だと思います。分からないことは分かる人に聞く(なので契約してもらってる)

京都リハビリテーション病院の事例はいくつかあるので、貼っておきますが、フットワーク軽く新しいことにチャレンジできる。医療介護だからできないではなく、やれば色々と変わるんじゃないかと思っています。

そして、外部委託として関わっていますが、常に横で伴走する必要はないと考えています。ベンチから応援したり、紐でひっぱりあげたりと臨機応変に対応する。ベッタリすぎると相手は覚えないし、こちらの工数も減らない。どちらのためにもならないです。


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