ゲーム制作雑記・その14 ゲーム完成記念、ティラノスクリプト奮闘記
こんにちはこんばんは。キナリです。
最近ようやくティラノスクリプト製自作ゲーム「ブライト・スケジュール」
が出来上がりました。
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大分落ち着いてきたので、今回作ってて気づいたことや困ったことを備忘録的に書いておきます。素人目線なので、玄人の方にはまったく為にならないかと思いますが、ネットで困った制作者の助けになればいいかなーと。
調べても調べてもわからないことが世の中には多すぎる。
下に行くほど、私が頭抱えた不具合ランキングです。
※尚、情報は不確かで個人的な感想でしかないので、参考程度にしていただきたいです。保証はしない！
※あと基本『JavaScript(iscript)』は使いません。一部借りてきたものもありますが、私はまだ使えてない！
ではどうぞー。
細かな間違い勘違い
１. ifタグで条件を複数立てる時に使用する、どちらか一方を満たしている場合を指す『A || B』の『||』。これが「ll」（Lの小文字）になっている。
地味に気付かない。二日くらい「？」ってなってました。寝よう。
この手の誤字脱字はデバック中に山ほど湧いてきますよね、もはや笑っちゃう。
２. マクロ機能を使ってオリジナルタグを作る作業。大体『macro.ks』で呼び出して使うことが多いと思いますが、この『macro.ks』を修正しながらセーブデータを読み込んでテストプレイすると高確率でバグります。特に行数変えると危ない。セーブデータがおかしくなるのかな？はじめからプレイし直す場合は問題ないと思います。
リリースしたら『macro.ks』はいじらない方が賢明な気がする。多分。
私はライダーやスタジオに付いている開発機能はほぼ使えないので、もしかしたら効率悪い制作をしているせいなのかもしれませんが。
３. 変数って、０って定義してあげないと０って表示してくれないんだー。
能力の数値みたいなものを画面に表示するとき、『ptext』でテキストとして『f.〇〇』という変数を『&f.〇〇』として表示設定しているんですが、一向に表示してくれない。なんでかなーと、調べてたら最初に数値代入してないからだと気づく。まあ、何となーく変数使ってますから…。
[ eval exp="f.〇〇=0" ] こんな感じのやつ。
これをどこかに書いておかなきゃならんのですけど、私の制作したゲームは何度も同じ場所を行ったり来たりするので、その度に０に戻られても困る。
というわけで、最初の名前入力のページに置いておくことになりました。
まあまあ面倒な問題
４．あれ？『ptext』文字が重複している…？
上記で変数を『ptext』で表示する話をしましたが、そのタグに『overwrite=
"true"』を追記して、ボタンを押したら数値が変わるようにしたかったんですが…（画像参照）
この数値が押すとなんか太くなる。（画像は修正後なのでそのまま）
あ、確かに上書きしてんな…と思ったけど、よくよく考えたら、上書き後にさらに同じ数値を表示しているから重なっているんだと気づく。（ラベルジャンプでページ上部に戻り数値表示『ptext』を繰り返すせい）
ボタンを押して次のページに行くなら問題ないですが、前述したとおり、このゲームは何度も同じページで操作しなければならないわけで。何度も同じテキスト表示タグを実行して、どんどん太ましくなってる気がする…。
最初無視して続き作ってたんですが、やはり気になるので修正することに。
結論としては、『free』タグで前のテキストを消して、また表示させるという繰り返しにしました。
ボタンを押す → 数値上書き → freeで消す → 数値表示
（これをラベルジャンプでボタンを押すたび繰り返している）
『free』タグでレイヤー指定とname指定します。
[ free name="〇〇" layer=1 ] こんな感じ。
※『name』に関しては、『ptext』であらかじめ設定しておいて下さい。でないと意味がない。
これを必要な数設置してあげます。置く場所はおそらく初めに数値表示される直前で。何でもトライ＆エラーでちびちび確認して決めたらいいと思う。それが制作の醍醐味…。（沼に誘う気満々）
５．『dialog(ダイアログ)』連続で使うと…あれ？出ない？
これは全員当てはまる現象かはちょっとわからないです。
私のゲームで、ダイアログで「はい」を選んだら次のダイアログが連続して表示される場合がありました。色んなタグ（主にifタグ）を挟んで、最終的に『macro.ks』で画面下のダイアログを呼び出すんですけど…
何故かこの下のダイアログが出現しない。
画面は動いている（動作自体は止まってはいない）ので何でだ？と結構悩んでました。確かこの不具合抱えて、年を越しました。だるい。
いやまじでゴール見えてるこの段階でこれはゲーム終了のお知らせかな？と思いましたが、意外に簡単な方法で解決しました。
次のダイアログのタグの前に『wait』タグを挟む。
これだけで動きました。検索中に何となく思いついたんですが、まあ何とかなったので大丈夫でしょう。『time』数は謎ですが、私は『time=500』くらいにしました。
これは私のPCスペックとかが関係しているのかな？まあ、変なタグの使い方しているからなのかも。大抵の人は必要ない知識ですね…多分。
６．『cm』一気に消える問題。
これはもうどうしようもなくて、最初諦めてたんですが、偶然解決できたので一応書いておきます。
ボタンって最後に『cm』タグで消さなきゃいけないけど、これやっちゃうと全部のボタン一気に消えるんですよね…。表示がちらつくちらつく。
出来ればユーザビリティ（言ってみたかっただけ）を少しでも良くしたい…出来る限りはね。
一個ずつ消せんのかと意地で調べまわってたときに、ありがたいことに素敵なブログに巡り合いました。
ここでボタンを一部のみ消すマクロを紹介されていたのでありがたくお借りすることにしました。本当に感謝です。
（他にも素敵なプラグインなど紹介されておりますが、ライセンスには気を付けましょう。自戒）
「やはりJavaScriptなのか…」と、少しは勉強しようかなと考えさせられました。だって動きもめちゃ早いんだもん。
あんまり頼りすぎてもいかんかなーと思いましたので最小限お借りしました。まだ改善できる点は多いけど、それは今後の課題です。
最大の危機
７．エクスポート上手くいって…ない？？
これは本気で終わったと思いました。いまだによくわかっていない。
ティラノスタジオでのことなんですが、ティラノスクリプトV5で制作中、特に問題なく進行しておりました。
体験版も出来たし、さてWin用にエクスポート…ファイルは隠蔽……めちゃ早くエクスポート終わるな！と喜んでいたら、あれ？
プレイしたらいつも同じところで黒い画面。止まってる。
テストプレイではうまくいってたのになーと、ファイルを隠蔽せずにエクスポートしてみると普通に動く。いやでも、これは色々ダメでしょ！
てなわけで、『Enigma Virtual Box』でぎゅっと固めてみたりしたんですが、これもどうかなと。重いし。起動に何十秒かかってんだい？
手動でパッケージ化できるって記事も読んだし実行してみたんですけど、これはV5ではできないのでは？という結果に。少なくとも私にはわからない。あと、スタジオDLし直したりもしました。
気が付けば２か月くらいこの問題抱えてるなーと、最後まで作ったけど、どうしようか…と黄昏れていたら、ふと思いつきました。
「これV4に戻したらもしかしていけんじゃね？」
一番面倒くさいから避けてたんですけど、それしかないよね…と。
以前はV4とライダーで始めたわけですし。
またデータ移す作業だよ、仕様若干違うしややこしいなあ…と思いつつ無の心で行っていました（心の中で「ピンチはチャンス」と「まだ慌てる時間じゃない」的なフレーズが行き交う）
結果、出来ました！
思ったより楽に。ていうか、こっちのがいいんじゃね？ぐらいの勢いです。
理由としては「軽い」、これに尽きる。
ゲームデータ自体も軽いかな？ちょっと確認できないんですけど。
起動も動作も以前より軽い。V5だともっと動きが滑らかな分、もっさりしていたというか。まあ、私のPCが低スぺなのかもしれない。スタジオのエクスポート上手くいかなかったのもそのせいかもしれないですし。
（停止するページで『if』や『ignore』使いすぎてたのも問題なのだろうか？
しかしライダーでは問題なく動く。うーんわからない）
まあ、元よりアニメーション等も使わずV5を活かしきれてない作品なんだからV4で良かったんだよ。背伸びしてたわ。
ありがとうティラノライダー。
ただし、V5では何となくできてた表現が無くなってたりはします。アイコンの設定面倒ですし。うちのノートPCだと勝手に画面が小さく表示されたり。（設定いじってもいまいち上手くいかない、PCそのものの問題みたい。V5では問題なかったんですが）
まとめ
・不具合はバグではなくほぼ勘違い
・新しいバージョンが決して良いわけではない（自分に合うものを！）
・失敗なんて気にしてたらゲーム作れない
・検索大事
ティラノの公式ガイドブック片手に、公式タグリファレンスと制作wikiが基本ですね。特にガイドはありがたい。スキマ時間にコーヒー片手にのんびり読めるから。本は目が疲れないのがいい！
初心者には心強かったです。PDF版も確か付いてたはず。
勝手に宣伝。お世話になりました！
他にも色々あった気がするんですが、終わったら覚えてないですね。メモっとけばよかったかな。
一番多かったのは、コピペするときのミス。周りの一部を一緒に消してしまったり、最後の括弧が無くなってたり…。もう、1ページずつ作っては確認しての繰り返し。地味な作業ですよねー。でも意外と楽しい。
「0だと動かないのに、1だと動くんだよ！？」
なんかそんな当たり前が、妙に感動したりして。一人でテンション上がっているいい歳の大人です。完成してよかった…ホントに。
そして素材等、お借りした皆様に感謝。一人では出来ませんでした。
ありがとうございます！
とりあえず、これで終わっときます。
あまり中身ないけど、何か誰かの役に立ったら本望です。では！
応援は今後の制作活動につなげていきます。