愛すべき日常

どーも。今日会社からの帰り道300メートルほど走ったら5分くらい一歩も動けなくなるくらいしんどかったです。

今日見た映画がつまらなかった。
いや、つまらなくても奥行きを想像するのも鑑賞というものだ。

途中からは帰りに酒でも飲んで帰ろうとかどのお店がいいかなとか考えてた。

帰り道、少し飲み屋街を彷徨いたけど店主や常連と会話しなきゃいけなくなったら面倒だし、そもそもお店に入る勇気が出なかったから辞めた。

少しムラムラもしてたけど、一撃の射精に数万もかけるなんて馬鹿馬鹿しいともう1人の自分に言われて風俗へ行くのも辞めた。

とりあえず家に向かって歩き出した。

同じ集団と何度かすれ違った気がする。

ピンサロどうですか、と声もかけられた。

人気のない川沿いのベンチで男か女かもわからない黒い影が俯いていた。

何もしなければ何も起こらない。
等身大。
日常。
何も起こらない日常だって愛おしい。

帰ることにした。

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