見出し画像

キムラトモミさんと銅版画をやってみよう!

キムラトモミさんと銅版画をやってみよう!というワークショップに息子と行ってきました。

場所は京都の阪急桂駅から徒歩約3分の雑貨店おやつという可愛らしい雑貨屋さんです。

一階が雑貨屋さんで二階で様々なワークショップを定期的に行っているようです。

画像1

お店にはキムラトモミさんの作品が期間限定で展示&販売されています。

画像2

きれいな色使いと繊細なタッチがファンタジーに溢れ、見ていて引き込まれる作品ばかりです。

銅版画作家さんキムラトモミさんのWeb siteはこちら↓

画像3

色を付ける前です↑

まずは銅版画とはどういったものか教えていただきました。

【銅版画とは】

凹版(おうはん)といって半面に作り出した凹部にインクを詰め、それ以外の凸部分のインクはふき取り、プレス機で圧をかけて刷る版画です。一般になじみ深い木版は、凸部分にのみインクをのせて刷る技法となるそうです。

【ドライポイント】

ニードルと呼ばれる先のとがった道具で直接銅板に描画する、銅版画のなかでは最も生命感の生まれる技法です。力の入れ方で色々な線が生まれます。


さっそく作業に入ります!

①銅板をきれいに磨く

画像4


②鉛筆で描いた下絵をもとに、ニードルでひっかきながら描く
(いきなり下書きなしで直接描く人もいます!)

画像5


★版画はハンコと同じで反転して刷られるので文字を入れる時は要注意です!

③ルーレットを使って点描のようなトーンを作る
ゴロゴロという音が楽しかったようで息子は何度も転がしていました。

画像6


画像7

製版が完成しました!

次は刷りの作業に入ります。
④ヘラで版全体にインクを塗る

画像8


⑤寒冷紗(ガーゼのような荒い平織りの布)でニードルで削った溝にインクを詰めつつ、余分なインクはふき取っていきます。

画像9


⑥薄紙(新聞紙など)でさらにふき取ります
★このふき取るインクの量で仕上がりの濃淡がかなり変わってきます。
一回目のふき取り加減を覚えておいて次回の調節に生かしていく感じです。

画像10


⑦銅板の縁や裏側についたインクをきれいにふき取ってからプレス機に乗せる
用紙はきれいに版がなじむように湿らせたものを使用しているそうです。

画像11


⑧プレス機で圧力をかけていく
これが結構力を入れないと回らない!
息子(6歳)も頑張って回しました。

画像12

画像13

完成しました!
フェルトをめくる時はどんな仕上がりになっているかとドキドキします!

画像14


一緒に参加されていた方の作品です。
とても趣があってナチュラルでおしゃれな雰囲気に仕上がっています。

画像15


節分が近いので、銅板の裏側にも描いて刷りました
息子曰く、タイトルは“ねこおに”だそうです!

画像16


私がインクの量を変えて試行錯誤している間、飽きてしまったのか息子は一階で絵本を読んでもらっていました。
トノイケさん、ありがとうございました♡

画像17

可愛い雑貨や絵本、古絵本を販売しているそうです。
オンラインショップもあります。
詳しくはこちら↓


家に帰ってクレヨンで色をつけています。
これもまた雰囲気が変わって可愛いです。

画像18

銅版画作家のキムラトモミさんはその作品のように柔らかで穏やかな雰囲気を持った方で素敵でした!
一人一人に丁寧にわかりやすく銅版画の楽しさを教えてくれました。
貴重な機会を頂き、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?