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#074 元家族への想い

離婚してもうちょっとで丸5年になる。

今日はここまでがむしゃらに生きてきた
わたしの話
…ではなくて
元旦那さんについて思うことを書いてみる。


我が家の離婚の話し合いはある日突然始まった。
わたしはずっと考えていたけど
向こうはたぶんまさかの展開だっただろう。
だからか初めのうちは主張が二転三転してた。

もともとの離婚したい原因に加え
話し合えば話し合うほど
不信感でいっぱいになっていった。
今現在の約束は
数年後にいともあっさり覆されるかも…
子どもの権利を守るため
わたしは公証役場にも行った。

大学卒業まで養育費の支払いを…
って言うのは文言にしにくいらしい。
形に残る文章上は20歳になるまで
(成人するまで)
あとは口約束でって感じで終結した。

月々の金額についてもちょっと揉めた。
わたしが働いたらどれくらいもらえるか
向こうは知っていたから。
公正証書には決まり文句のように
その都度話し合いで増減あり
みたいなことも書いてある。
そのうち減額請求されるかもな
って覚悟はそのときした。

それから5年。
あのときのわたしの不信感とは裏腹に
毎月ちゃんと決まった日に
決められた金額を振り込んでくれている。
子どもにかかる学費などもその都度折半。
それなりの額になるけど即座に入金してくれる。

その昔
子どもの習い事の送迎や大雪時の荷物の運搬で
不機嫌になり
給料を全部渡せばそれが足りているのかなんて
全く興味を示さなかった人が
子どものためにと約束を守ってくれていることに
感動したし
粛々と5年続けてくれていることに
感謝している。
結婚してよかったなって思えた。
離婚してよかったなとも思った。

ちなみに
自分よりわたしの方がもらっていることに
たぶん気づいているんだろうけど
「じゃ減額して」
って言われたことは一度もない。
案外男気がある。

そして上の子は今年20になったけど
まだ当たり前のように続けてくれている。

ありがたいことだなって思いつつ
本人に感謝を伝える機会はない。
最後のときには言おうかなと思っている。
だから今は
だれにも読まれないここにそっと残しておく。

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