同い年のつくるものを見るか

 といっても、ガチで同い年の最新作を見るのではない。メンタルマシュマロクリエイターなので。
 いま走っている人が私と同い年だったとき「どんなものを作っているか」みるのだ。

 例えば私はポルノグラフィティの曲が好きだ。彼らが突っ走ってめちゃくちゃいい曲を作っているのをみつつ、「あのかっちょいいひとたちって私の歳には何を作ったのかな」と見るわけだ。
 すると、存外、自分が不安に思ったり、注視したい事柄がテーマになっていたりする。タイムラグや時代性が違うにも関わらずだ。

 これはほかのことにも起こる。例えばゴッホはもうすぐ私と同い年になりつつあるのだが、彼が描いた絵が、なにをモチーフにしてかいたか、どんな出来事を受けて描いたかという歴史を紐解くと、やっぱり近い問題や悩みやライフステージをあれしたりしているのである。

 よって、先達の創作物から標を逆引きするのがひとつのスタイルとなった。社会の変容著しくも、人間はまあまあ似たり寄ったりで、ならば、というアプローチである。


 なーんてね。

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