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素人の急性膵炎ゆるゆる日記(3)

 ※おことわり※
 私は素人なので以下に医学的な内容があってもすべて私個人の感想です。正確なところは専門のサイトや医療機関で確認してください。

初心者なので……

 一昨日、初めて投稿してから、他の方の記事を眺めていたら、病気のあとの食事のことを書いている方って多い、と気付きました。
 たしかに食事って重要だし、自分も書きたいことを書いていると自然と食事の話が多くなります。
 なるほど……と思う反面、絶食や食事制限というとみなさん苦労している感じがします。

 他人事みたいですが。

食べ物で苦労した話……(検索中)

 いや、私も一応、絶食と食事制限はありました。
 期間は絶食が6日間、食事制限は1ヶ月くらいです。
 まあ今も食事制限を自主的にしていますけど……これは自主的ですから。「自分の体調が悪くならなければオッケー」だから、厳しい感じはありません。

 期間が短めだったこともあるし、最初のうちは「よくわかんないけど大変な病気で入院!」というのでワタワタしていて絶食が大変という状況にはあまりなりませんでした。
 なんか、「この点滴でぜんぶ栄養とれるから」といわれて「この点滴がごはんなのかー。じゃあ、お腹すかないね!」と思ったのを覚えています。
 ……栄養はそれでとれるだろうけど、お腹がすかないことまでは保証されなかったと思いますが。入院中って変なこと考えますね。

 しかし私も何か入院中に食事がらみで大変なこともあったはずです。
 ということで、自分の記憶を検索していて思い出しました。

 それはエレンタール。
 栄養剤(?)です。

栄養剤を飲んだ話

 エレンタールは水またはお湯で溶かして消化器に注入する、というタイプの栄養剤ですが、場合によってはふつうに飲むこともできます。
 私は飲むかたちで使用しました。

 で、これが、申し訳ないんですが……まずい。

 最初は大丈夫だったんですよ。
 青りんご味のフレーバーを入れてもらって、それはちゃんと飲めたんです。

 この栄養剤を飲むことになってから、お医者さんからも看護師さんからも、
「まずいけど、がんばってね」
 って言われてました。

 しかし私は絶食後、これが最初の食事。
 それに入院期間不明という状況で「食事できるようなら回復している」とも言われ、「よし! ちゃんと食事して退院しよう!」とやる気になっています。

 栄養剤くらい、たいしたことはありません。
 いろんな人にマズイマズイと言われたエレンタールですが、ちゃんと飲めました。

 飲めましたよ。

 飲めたのですが。

 当時家族にメールを送ったのですが、
「思ったよりはマズくなかった。おいしくはないけど」
「栄養剤じゃなかったら飲まない」
「気を紛らわしながら飲もうと思ってネットみてたら、一口しか飲まないまま30分過ぎた」
 などなど、ひどいことばかり言っています。

 この味、なんというんでしょうか。
 描写すると「甘さのうすーいホットケーキミックスの粉を水に溶かした味」がします。
 原料は違うと思うんですけど、甘いようなミルクっぽいような、まったりとした、でも基本的に粉っぽい何かです。
 これが水と粉をあわせて500ml(たしか。違ってたらすみません)。

 さすがにこれだけで飲むのはつらいので、フレーバーがついてきます。
 青りんご、オレンジ、パイナップル、グレープフルーツ、梅、ヨーグルト、コーヒーの7種類。
 これはセットなので、それぞれ1回分ずつしかありません。
 私がエレンタールにお世話になったのは2日間、6食だけなので、7つのフレーバーのうち6つしか飲んでいないのですが、一番おいしかったのは梅、次がグレープフルーツでした。

 初日は青りんご、パイナップル、梅を飲みました。
 青りんご味は看護師さんが選んでくれました。他のを飲んで思いましたが、いちばん無難な味だと思います。
 パイナップルはなんとなく後味が好みではなかったです。パイナップル、ちょっとピリッとするときありますよね? あの味がしました。でも飲みましたが。
 そして梅。これは一番おいしかったです。梅ジュースっぽい味。「ひとつだけ、なんか違う……」と警戒していましたが、意外なおいしさで嬉しかった。梅味のときはエレンタール、早く飲めました。

 次の日は、コーヒー、グレープフルーツ、オレンジ。
 コーヒーは……コーヒー牛乳をイメージして選んだんですが、ふつうのコーヒー味でした。
 あ、いえ。うすーい甘さのホットケーキミックス粉を水に溶かしたところにインスタントコーヒーを混ぜた味でした。
 私はコーヒーそのものが苦手なので(カフェオレなら飲める。コーヒー味のお菓子とかは好き)、コーヒーは合わなかったです。コーヒー好きな方がエレンタールのコーヒーフレーバーを好きかどうかはわかりませんが……。
 コーヒー、飲めませんでした。1時間経っても一口しか飲めずに困っていたら、巡回してきた看護師さんに「それ飲めないでしょー。どうせ栄養も大して無いから、捨てちゃっていいよ!」とアドバイスされ(私の場合、消化器に食べ物を入れて慣れさせるのが目的だったらしくて、栄養剤として必須というほどの量ではなかったようです。まだ点滴もしていたし)、自分としてはちゃんと食べたい気はあったのですが、どうしてもどうしても飲めないので、諦めて捨てさせていただきました。すみません、エレンタール。

 グレープフルーツは、ふつうのグレープフルーツ味。
 これはふつうに飲めました。まあ粉っぽいんですけども。

 オレンジは粉っぽいオレンジジュースの味でした。
 ただ私はミルクっぽいものと果物が混ざっていると急に食べられないときがあり、このオレンジはそういう味でした。シェーキとかアイスとかヨーグルトとか食べられないときがあるんですよね。なんでだかわかりませんが……

 というわけで、エレンタールのフレーバーでおいしいのは梅とグレープフルーツです。
 次点で青りんご。その次はパイナップルかな……
 全体的にすっぱめのもののほうが、私は美味しく飲めた気がします。

 で、このフレーバー、残ったヨーグルト味はどうしようと思い、退院の日に(それまで大事に保管していた)病院の方に聞いたら
「それじゃあ、こちらで処分しましょうか」
 と引き取ってもらいました。
 が……
 今思うと、もらって帰ってもよかったのかな?
 もらってもどうしようもありませんが(エレンタール本体はないし)、ちょっと惜しい気がします。

 ヨーグルト味、どんな感じだったんだろ……。


おまけ:食べ物の話

卵ぼーろ:
脂質が少ないお菓子を探していて、幼児用お菓子の棚に卵ボーロがあったので「もしかして、病人にも大丈夫?」と購入。脂質少なめ、うれしい。
大阪前田製菓の「卵卵ぼーろ」と竹田製菓の「TAMAGO BORO」を買います。コンビニには「卵卵ぼーろ」があって、スーパーには「TAMAGO BORO」があるので、どっちを買うかは卵ぼーろが切れた後、最初に寄ったお店によって変わります。
「卵卵ぼーろ」は大粒で、比較的固めで満足感があります。
「TAMAGO BORO」は口溶けが良くてやさしい味。「ありがとうと百万回聞かせています」で有名かも。
「そばぼうろ」も好きです。そばはちょっと消化に負担らしいんですが、お菓子数個だけなら大丈夫かな~と。今のところは大丈夫です。うちで買ってるのは平和製菓の「蕎麦ぼうろ」。これもスーパーが取り扱ってるやつです。
和風のお菓子は脂質少なくて嬉しい。
あ、でも芋けんぴは脂質おおいんですよね……残念。


※おわり※

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