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【体験記】試行錯誤しながらDTM②  シーケンサー編【楽器未経験】

割引あり

音楽経験も楽器経験もなかった初心者がDTMを始めて悪戦苦闘した記憶を思い出しながら、学んできた体験を書いていきます
DTMに興味を持ったきっかけから実際に勉強し始めてから当時思っていたことなどを紹介
現在DTMに興味がある人、DTMを勉強している人などの役に立てたら幸いです


DTMってなぁに?


前回の【体験記】試行錯誤しながらDTM① DTMを始めたきっかけ編【楽器未経験】の記事の続きを書いていきます

本屋さんで初音ミク体験版DVD付DTMマガジンをみつけた僕は、初音ミクの体験版を手に入れていよいよDTMの道を歩んでいくことになります

DTMってなぁに?(ねぎたまP)

https://www.youtube.com/watch?v=Tt6NILKq8H8&list=RDTt6NILKq8H8&start_radio=1


VOCALOID黎明期、ボカロについて調べている最中、初音ミクを購入したはいいものの既に難しすぎて挫折したという先人たちの声が多数耳に入ってきていました

初音ミクを購入したはいいものの、インストールして数時間後にはパソコンからアンインストールした、童謡などを入力して歌わせてみたがすぐに飽きてしまいそれ以降ずっと触っていないなど……初音ミクを購入した人たちの悲しい報告も聞こえてきていました……

初音ミクの消失(THE END OF HATSUNE MIKU) - cosMo@暴走P

https://www.youtube.com/watch?v=VWVtIg5cdDU


初音ミクの体験版を手に入れた時点でおぼろげにわかっていたことは

  • 初音ミク単体だとボーカルのみ作成可能で伴奏は別途自分で用意する必要があること

  • パソコンを使って音楽を作ることをDTM(デスクトップミュージック)ということ

  • DTMをするにはDAW(デジタルオーディオワークステーション)という音楽制作の専用ソフトが必須であること

  • DAW以外にも様々な機材が必要みたいであること(オーディオインターフェース・マイク・ヘッドホン・スピーカーなど)

  • そういった機材をそろえるのには結構お金がかかるということ

  • DTMの用語(イコライザー・ベロシティ・MIDIなど)についていろいろ調べて勉強する必要があること

注釈
クリプトンから発売されている現時点で最新の初音ミクNTには同梱ソフトウェアとしてDAW(Studio One Artist)とPreSonusソフト音源が最初から付属しており基本的な音楽制作に必要なものは購入後ある程度そろっている状態となっています。
初心者にやさしくなってていいですね。

初音ミクにはまってDTMへのやる気の方はばっちりでしたが、その時の自分はまだ高校生。

1冊1500円の雑誌の数冊ぐらいなら自分の小遣いで買えても
DTMのキホンのキの字もわからないままいきなり高額な機材にお金がかけられる状態ではありませんでした。

そもそも自分の音楽経験は0

さわったことのある楽器といえば小学校で習ったリコーダー鍵盤ハーモニカ。姉がピアノをやっていた関係で家にピアノが置いてあったが
猫ふんじゃったですら途中までしか弾けない
家に置いてあった親のアコースティックギターをもって小学生のギター教室(CやD、Gなどのコードを押さえたぐらい)に過去数回程度通ったことがあるぐらいの音楽経験……


ピアノの鍵盤や楽譜でドの位置がどこなのか、4分音符、8分音符などなら最低限わかるというぐらいの知識で、音楽に関しては学校で習った以上の知識は持ち合わせていませんでした

そんな自分に、DTMというかなり難しそうなものが果たして可能なのだろうか?

初音ミクや数万円もする音楽ソフトなどを購入して、本当に挫折せずに続けていけるだろうか……?


当初そんな不安も少なからずありました


しかしDTMならひとりでバンドができるし入力した音符データをパソコンで再生するので実際に楽器が弾けなくても大丈夫らしいということが調べていたらわかったこと、
そしてなによりあこがれの初音ミクを使ってニコニコ動画に投稿することができるようになるということで思い切ってチャレンジしてみることにしたのです



さて、初音ミクの体験版を手に入れても自分はすぐには体験版をパソコンにインストールはしませんでした
なぜならば体験版には10日の使用期限があったからです

DTMの勉強を何もしないうちから体験版を起動してしまうと、使い方を調べているうちにあっという間に10日経って使えなくなるかもしれない……
初心者の僕には初音ミクの体験版を使うことすらハードルが高い

そして初心者はいきなり高額なDAWを購入するのではなく、まずはフリーソフトで慣れることを推奨されていました
フリーソフトでDTMを問題なく続けられそうなことを確認してからソフトを購入した方がいいと勧められていたため、僕もそれに従いまずはフリーソフトを使うことにしたのです

僕はDTMマガジンが紹介していたDominoというフリーのMIDIシーケンサーをパソコンに導入してさわってみることにしました


DAWとMIDIシーケンサーの違い

本当に初心者の時はDAWとMIDIシーケンサーの違いもよくわかっていませんでした。そもそもDAWに触ったこともありませんでしたし……

結論から言えばDAWとシーケンサーの違いとは
DAW・・・オーディオデータとMIDIデータの両方扱える音楽制作ソフト
MIDIシーケンサー・・・MIDIデータだけを扱う音楽制作ソフト

です
初心者の時の僕はだいたい上記の感じで理解していました

本当の意味でDAWとシーケンサーの違いを理解したのはもっともっと後の話ですが、話がかなりそれてしまうのでそれには一旦触れずに上の定義で進めていきます

これだけだとざっくりしすぎてチンプンカンプンですね
まずMIDIって何ですか? となるかと思います

パソコンで楽曲を制作する際に、音に関するデータをざっくり大きく分けるとするとオーディオデータとMIDIデータに分けられると思います

●オーディオデータ
wavファイル・mp3ファイル・oggファイルなど

●MIDIデータ
拡張子はmid midi となっていることが多いがsmf(スタンダードMIDIファイル)となっていることもある

細かい説明は抜きにして簡単に説明すると
オーディオデータのイメージとしてはカセットテープやボイスレコーダーなどで録音したときのデータで、中身をみると波の形をした波形データです

DTMをやらない人でも割と見たことがある結構おなじみのデータだと思います


対してMIDIデータのイメージは楽譜そのものといった感じです

MIDIファイルの中身を見ると、ドレミファソラシドといった音符のデータが楽譜のように並んでいて、特定の音符の高さを一音下げる、上げる、音符を追加する、削除する、強く演奏する、弱く演奏するなどといったオーディオデータではできない局所的な編集が可能です

MIDIファイルを再生するとピアノ・ギター・バイオリン・ドラムといった各楽器それぞれに割り当てられた音符が再生されます

この時ピアノが弾いていたメロディはそのままに、ピアノからギターに楽器を変更することで同じメロディをギターで奏でることができます!

つまりまとめるならば

オーディオは楽器やボーカルなどの音を実際に録音したデータ

MIDIはキーボードやマウスなどでパソコンに入力(打ち込みするといいます)した音符の演奏情報データ

ということになります


初心者が実際にDTMをする上で楽器を実際に弾いて録音するというのでなければメインで扱っていくのはまずはMIDIということになります

オーディオについては置いておいてまずはMIDIの扱いに慣れようということですね


というわけで高校生の時の僕はフリーのMIDIシーケンサー”Domino”を使ってDTMを始めていくこととなります

続きはまた次の記事でお会いしましょう





最後まで読んでいただき誠に有り難うございました
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また次作を宜しくお願いします

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