アアルト展🪑_2
あんまり詳しく書いて間違った情報が混ざっててもよくないし、と思って深く感想をかかなかったんだけど、描きたいことが浮かんだのでかいてみる
北欧デザインのイメージといえば
・シンプルで無駄がない
・自然素材を多く使っている
・機能性が高い
こんなイメージだった。書籍を色々読んでなんとなーく知った気になっていたけど、展示をみると想像以上に発見が多くて楽しかった
木材を使うのは見栄えや利便性からだと思っていたけど、人の体に直接触れる部分が温かく優しい方がいいという理由があることを知り、それだけでもアアルト氏の思いやりがある人柄が伺えた気がした。木材を曲げるのにもかなり研究を重ねたらしく、そう言われてみれば戦後なんてまだまだ技術も未発達の時代。大量生産も難しいだろうし、デザイン面でイタリアの影響を多く受けているとはいえ、ほんとうに何もないところからはじめたんやと思うと感動した
モダニズム建築の代表とも言える「パイミオのサナトリウム(結核患者の療養所)」にはいちばん感動を覚えた。いかに患者のためを考えて設計されているかが分かった
たとえば
・ベッドで寝ている患者に直射日光があたらない仕組み
・埃をためにくい設計
・収納部分に角を無くし丸みを持たせ、手触りと見た目をよくする
・他の患者の邪魔にならないよう音が立たない仕組みになっている手洗い場の洗面器 など
病気を少しでも良くしたり精神的に安定させたり、デザインや建築にもそんな力があることに改めて気づいた
▲結核患者のためのアームチェア(一部)の展示
▲Artekのパイミオチェア(画像引用元 http://hld-os.com/smartphone/detail.html?id=000000000470 )
パッと見、無機質やけど座り心地が良いらしい...なんせ患者のために作られたぐらいやし。座ってみたい!
展示には建築模型や実際の家具の展示など、分かりやすく楽しめるコーナーも多かったので興味のある人はぜひ🪑
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