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コメダ珈琲・季節限定の弥生バーガーを語る

コメダ珈琲より、春のバーガーなるものが登場した。

ハンバーグ、エッグオムレツ、てりやきソース、マヨネーズという構成。
エッグオムレツといえば、昨年秋の「フルムーンバーガー」が記憶に新しい。

フルムーンバーガーには、サウザンソースが入っていた。
弥生バーガーは、サウザンソースの代わりにてりやきソースとマヨネーズ。

さて、いよいよ弥生バーガーとご対面。

弥生バーガーがデカすぎて、遠近感の狂った写真に見えてくる。

早速食べようと手に取った瞬間……
お、重いっ…!
持った時に感じる重量が凄い。
半端な覚悟で頼んだ場合、この重量で敗北を悟ることになるだろう。

食べ始めてまず感じるのは、てりやきソースの甘さ。
おいおい、こんなに甘くしちゃって大丈夫か?と思うくらい甘い。
しかし、ハンバーグの味付けが濃いので、てりやきソースがいい感じに中和してくれる。てりやきソースは計算された甘さだったというわけだ。

ハンバーグゾーンに入ってからは、大口を開けてかぶりついていく。
隣のお兄さんに丸見えだが、恥じらいよりも弥生バーガーとの対峙を優先させるべきだろう。

確かに肉厚とは紹介されているが、肉厚にも程があるだろう。

しばらく食べ進めると、とろっとした黄身が登場。この黄身も、ハンバーグの味をまろやかにしてくれる。
フルムーンバーガーでは、エッグオムレツを満月に見立てていた。どう考えてもエッグオムレツに春の要素は感じられない。エッグオムレツとハンバーグの相性の良さが好評だったので、エッグオムレツ入りバーガーを再登場させたのではないだろうか?というのが私の推理だ。

ところで、このバーガーの残念な点は、食べているうちにてりやきソースが下へ流れ落ちてしまうことだ。ソースがバーガーにへばりつくには粘度が足りないといったところ。
てりやきソースの染み込んだバンズは最高に美味しいのだが、食べる経過で「そういえば、てりやきソースをあんまり味わえてないな…?」と感じた。

そういうわけで最後には、てりやきソースやらマヨネーズやらが混ざった美味しそうな余りソースが、バーガー袋の底にたくさん溜まっている。これを捨ててしまうのはもったいない。
腹に余裕がある人なら、モーニングのトーストを頼んでおくか普通のトーストを頼むかして、それを余りソースにつけて食べるといいかもしれない。
残念ながら私はこの後小倉ネージュを食べると決めていたので、追加注文は控えた。
これから弥生バーガーを食べる方はやってみると幸せになれる…かも。

最後に、イラストの女子高生たちを見てほしい。

何と彼女たち、バーガー袋を装着していない。この後、1分と経たぬうちに手はベタベタ、スカートにソースが垂れまくり、憩いの時間は一瞬にして阿鼻叫喚の場と化したことだろう。
テイクアウトもできるので、春風を感じながら食べるのも一興かもしれないが、バーガー剥き出しで食べることは決してオススメしない。



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