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【ごきぶりポーカー】いやーな生き物を押し付け合え!ブラフゲームの傑作!

どのようなゲーム?

今回ご紹介するボードゲームはメビウスゲームズさんから出ている『ごきぶりポーカー』です。一言で言えばブラフゲームになります。

登場する生き物はゴキブリやネズミなど嫌われ者たちばかり。彼らのカードを押し付け合い、同じ種類の生き物カードが手元に4枚そろってしまったら負けです。

カードを他の人に押し付ける方法ですが、まず、相手に裏返しでカードを出します。その時に「これは~です」と言ってカードに描かれている生き物の名前を宣言します。本当のことを言っても良いですし、嘘を言っても構いません。それに対し、相手は本当か嘘かを答えます。相手をうまく騙せたらカードを押し付けることができます。ただし、相手に嘘を見破られたら、自分がそのカードを受け取らなければなりません。

シンプルなルールですが、相手との駆け引きが熱いゲームが楽しめます。

「騙し、騙され」が程良い

ブラフゲームの醍醐味はなんといっても、相手をうまく騙せた時ですよね。「ネズミ」のカードなのに、「これはゴキブリです」としれっと嘘をついた後に、相手が騙されてカードを受け取る。「やった!」と内心ニヤニヤしてしまいます。

逆に相手に騙されてしまったときはやられた!悔しい気持ちに。しかし、「悔しいけどまいっか、次頑張ろう」とダメージがそこまで大きくなく、かといって味気ないわけでもないのでちょうど良いのです。

「騙し、騙され」の程良い心の揺れが、程良いドキドキ感につながり、「このゲーム楽しいな」という高い満足度に直結するのだと思います。

いやーな生き物たちの表情が憎たらしくて最高!

まず、パッケージに描かれたゴキブリに目がいくと思いますが、この表情が憎たらしく、いやーな生き物特有のぞぞっとする感じが出ているんですよ。個人的にゴキブリの、カードを指さす細い「指」が腹立ちます(褒め言葉)

カードにも生き物が描かれているのですが、これがまた、憎たらしい良い表情をしているんです。イラストが一枚一枚違うのも、こだわりを感じられますね。アップだったり、引きの絵があったり。個人的にカメムシの日常のどこにでもいる感じがなんか腹立ちます(褒め言葉)

推理要素もばっちり確保

中盤から、「各生き物カードは全部で8枚。場に出ているカードは~枚。残りは~枚。つまりこのカードは?」と推測ができます。枚数もそこまで多くないので、推測が立てやすいですね。まあ、私は推測が苦手なので、とにかくブラフを楽しみながら、ワイワイやってます。

ブラフが苦手でも楽しめる

このゲームは私のように、めちゃくちゃ弱くても楽しいです。私はいつも最初から最後まで弱く、様々な種類の大量のカードが手元に集まり、お店を開けるような状態に陥ります。そんなポンコツプレイでもみんなとワイワイ、ブラフゲームができるだけで楽しいのです。

そう思わせてくれるのは先述したように、「騙し、騙され」の相手との駆け引きが程良いことがあると思います。私は派手に連敗していますが、また今度も遊びたいな~と思わせてくれるボードゲームです。

まとめ

『ごきぶりポーカー』はシンプルなルールで白熱の心理戦が楽しめる傑作だと思います。ルールはシンプルですが残り枚数からきちんと推理もできるので、ボードゲーム慣れしていて推測を立てるのが得意な方も、純粋にブラフ要素を楽しみたいという方もどちらも一緒に楽しめるのが嬉しいポイントです。ボードゲーム会の序盤のアイスブレイクにも最適かと思います。

ブラフ要素を存分に味わえる『ごきぶりポーカー』。ぜひぜひ、遊んでみてはいかがでしょうか?

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