#5 【パッチワーク】どの布タイルを取る?2人用ゲームでおすすめ!
温かみのあるアートワーク
今回、ご紹介するボードゲームは『パッチワーク』です。
ゲームデザインはウヴェ・ローゼンベルクさんです。こちら2人用ゲームとなっています。
まず、箱絵のかわいいパッチワークに、タイトルもパッチワークとド直球。どんなゲームなのか気になる!
蓋を開けると、パッチワークのボードに駒、布の描かれたタイル、ボタンチップ!こんな内容物のボードゲーム初めて見ました!ボードも裏表二種類選べて、これは嬉しいポイント!
もちろんメインの布の描かれたタイルにも目が行きますよね。タイル(本ゲームではパッチタイルと呼びます)はパッチワークの布の温かみがしっかり表現されています。
ドット柄にチェック。かわいいお花柄。あー!この布かわいいから欲しいなあとか目星をつけます。ピンクのドット柄があるのですが、かわいらしくてそればかりに目が行っていました。それくらいアートが魅力的なのです!
そして、絵本から出てきたような青いボタンチップ。何に使うんだ?と疑問でしたが、このゲームにおいてのお金的な存在でした。金貨も好きですが、ボタンも世界観に合っていて良いですね。
どのパッチタイルを取るかのジレンマ
ゲームを進めていく上で、パッチタイルを取っていき、自分のキルトボードで、パズルをします。パッチタイルの形は様々。直線、L字、なんじゃこりゃな形もあります。
もちろんタダでは取れません。パッチタイルにはそれぞれ値札がついていて、そこには必要なボタンチップの個数と時間が書かれているのです。このパッチタイルを手に入れるには〇個ボタンチップを支払い、〇マス時間マーカーを進めなければいけません。この時間マーカーはゲームの残り時間にも影響してきますので慎重に選ぶ必要があります。
このボタンチップと時間の値がうまく設定されているんですよ!使いやすいパッチタイルは価格設定が高く、逆に使いにくいタイルは価格が低い傾向があります。今、パズルの状況から、
「このパッチタイルが欲しいんだよなあ。でも、時間がすごい進むしなあ。どうしよう」
ジレンマの嵐です。パッチタイルには決算時に獲得できるボタンがついているものもあるのでそれも悩ませる要素になります。パズルの状況、時間マーカーの位置などを見極めて、タイルを選んでいきましょう。
交互に手番は回ってこない
このゲームは手番が交互に回ってくるとは限りません。時間マーカーが後ろにある方が手番を行うのです!ですので、ゲーム展開によっては手番が連続で来ることも。自分と相手の時間マーカーもチラチラと確認しなければいけません。
この交互に手番が来ないシステムはなかなかに衝撃でした。今まで交互に手番が来るゲームが多かったため、とても新鮮です。手番が次どう動くかも見越してパッチタイルを選ばないと、相手の思うつぼになってしまいますよ。
唯一の困った点が……
このゲーム、私の好きなジレンマもあるし、アートワークはかわいいしで大満足なのですが、一つだけ困ったことが……
それはゲームを遊ぶのに結構な広さが必要ということです。時間ボードを取り囲むように、パッチタイルをぐるりと円状に並べていくのですが、なかなかのスペースを取ります。うーん、大変です。
遊ぶときは、スペースの確保をしてから遊びましょう!
まとめ
『パッチワーク』はジレンマたっぷりの2人対戦におすすめのゲームです!パッチタイルを選んで、パズルもやって、時間マーカーも動かしてということで、最初はなかなか慣れないかもしれません。しかし、ゲームが進み、徐々にわかってくると「次はどうしようかな~?」と楽しみながら遊ぶことができると思います!
パズルは手に入れたパッチタイルをはめていくだけのシンプルなものなので、パズルが苦手な方でも大丈夫です。実際私はパズル系が苦手ですが、問題なく楽しめました!
ぜひ、2人で遊ぶボードゲームとして選んでみてはいかがでしょうか?
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