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2022年 Yutong Sun 孙榆桐 中国ツアーまとめ②(9/2 星海音楽厅@广州)

2022年9月2日 广州の星海音楽厅で行われた中国公演初日にあたって、媒体で紹介されたインタビュー記事などのまとめです。

・8/13記事@广东文化票务网:チケット販売告知
ダン・タイ・ソンの言葉 “孙榆桐不仅是一位钢琴家,他更是一位真正的音乐家。” 中国人ピアニストで唯一、ヴァン・クライバーンのセミファイナルに進んだこと、9/2の曲目紹介などが掲載されています。

・8/26 記事@广东文化票务网:
「幻想曲」「展覧会の絵」についての本人手記、「ショパンと同時代に行けたら?」「演奏会前のルーティン」「暗譜が飛んだら?」という質問に答えたインタビュー動画があります。

・ショパン「幻想曲」について(※意訳です)
曲の構造や曲自体が表現する感情にしても、「f短調幻想曲」は表題である「幻想」に完全に合っている。この作品は荘厳な葬儀行進曲で始まり、途切れない三連符音の狂暴かつ歓喜な主題が続いていく。中間部分は溶けて幻想的で渇望に満ちたハーモニーになる。光を象徴する行進曲は、聴衆をこの曲のクライマックスに導く。最後のはかない間奏は作品の性格を変えることなく、曲終わりの隣合うコードは前向きなエンディングを与えている。

・ムソグルスキー「展覧会の絵」について(※意訳です)
組曲はハルトマンの10枚の絵を音楽的形式で描いており、その中に繰り返し織り込まれた「歩く」という主題及びその変奏曲は、作曲家本人がギャラリーを歩き回る場面を象徴している。興味深いことに、ムソルグスキーは彼の手紙の中で、「歩く」という主題のハーモニーと音響的に雄大な特徴が自分の巨大な体格をある程度反映していることを認めている。
ショパンの自由なロマン主義から、ムソルグスキーの色の塊がぶつかる「歩く」という主題まで。指先が作り出す幻想的な空間になるだろう。

2022年9月2日· 孙榆桐· 刚琴独演会· @星海音楽厅/广州

曲目
肖邦:第二钢琴奏鸣曲,Op.35
I.庄严的–速度快一倍
II.谐谑曲
III.葬礼进行曲:慢板
IV.终曲:急板
肖邦:f小调幻想曲,Op.49
穆索尔斯基:图画展览会
I.侏儒
II.古堡
III.御花园
IV.牛车
V.雏鸡之舞
VI.犹太人-胖子和瘦子
VII.利莫日市场
VIII.墓穴
IX.鸡脚上的小屋
X.基辅的大门

アンコール
LIGETI Etude No. 13 “L’escalier du diable”
Carl Vine Five Bagatelles No.5

2022年9月2日· 孙榆桐· 刚琴独演会@星海音楽厅/广州

この日の公演には公式録画されていたそうなので、
なんとか日本でも視聴できたら…と思います!

広州公演後の9月6日、星海音乐学院钢琴研讨会で
Five Bagatelles No.4を演奏している動画を発見!(お袖が…笑)
自然体の孙榆桐氏です。


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