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第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール ファイナル結果発表

第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール ファイナルの結果が発表されました。

公式FB↓

公式YT結果発表↓

1位  Eric Guo
2位  Piotr Pawlak
3位  Angie Zhang   Yonghuan Zhong

おめでとうございます!

ファイナル演奏動画はこちら↓

選曲は全員がコンチェルト1番でしたが、ピアノはプレイエルとエラールが3名ずつに分かれたのも興味深かったです!

以下は、個人的感想なので読み飛ばしてくださいませ。


Ericさん、フォルテピアノ歴が浅いというインタビュー記事を見かけましたが、彼にかかるとプレイエル1842の音色が輝いて聴こえました。1次のモーツァルトも素晴らしかったです。

今年はクララ・ハスキル国際のエントリーでお見かけし、11月はウォルター・W・ナウムブルク財団のコンクールに出場予定ですが、これからはフォルテピアノの分野で忙しくなりそうですね。

2位のPiotrさん、Ericさんとどちらかが優勝と思っていました。エラール1838では、彼の音色が一番素敵でした。
3位の2名、Angie さんの奏でるプレイエルはまろやかで優しい音色、Yonghuanさんのエラールは粒立ち良く感じました。

1次から注目していたMartinさん、超高速な1番でした。第2楽章では彼の醸すプレイエルの美音を堪能できました。全体的にノーマルスピードだったなら…とちょっと思ってしまいますが、とても楽しそうに演奏している姿がよかったです。

Piotrさんまで記憶がありますが、Kamilaさんの途中で寝落ちてしまいました。今から聴こうと思います。

フォルテピアノは川口成彦さんのコンサートで聴いたくらいの経験しかなく、聴いて良し悪しがわかるのか疑心暗鬼でしたが、今回がっつり聴いてみて、モダンピアノ以上に奏者の個性を映す楽器だと感じました。総じて強打はNG、上手い方の演奏はモダンピアノのようにも聴こえるのが不思議でした。

Ericさんが優勝したことで、次回からはモダンピアノ勢がさらにたくさんエントリーするのでは?と思います。
残響の残りにくい楽器のようなので、モダンピアノでペダルを多用せず、弱音のコントロールが上手な方は向いているのかも?と安易に思ったり…
日本から、またたくさんエントリーしたらいいですね。

素敵な演奏を聴かせてくださったコンテスタントのみなさま、ありがとうございました!

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