みんな誰かを殺したいほど羨ましい
この小説を書くために、私は黒歴史を過ごしたのかもしれない。
暗闇から見つめる光はあまりにも眩しくて、羨ましくて、憎くて、そして、美しかった。
ミステリ小説『みんな蛍を殺したかった』が発売されて、一週間が過ぎました。
これは、多岐に渡るジャンルで少女を描いてきたからこその、私の集大成だと思う。
でもこの作品は「イヤミス(嫌な気持ちになるミステリ小説)を書いてみませんか」というオーダーがあったので、決して性格のいい作品ではない。
前作の「これは花子による花子の為の花物語」を読ん