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作品について

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小説家・木爾チレンの、新刊情報や掲載情報ほか、お仕事のお知らせです。
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#ミステリ

みんな誰かを殺したいほど羨ましい

この小説を書くために、私は黒歴史を過ごしたのかもしれない。 暗闇から見つめる光はあまりにも眩しくて、羨ましくて、憎くて、そして、美しかった。 ミステリ小説『みんな蛍を殺したかった』が発売されて、一週間が過ぎました。 これは、多岐に渡るジャンルで少女を描いてきたからこその、私の集大成だと思う。 でもこの作品は「イヤミス(嫌な気持ちになるミステリ小説)を書いてみませんか」というオーダーがあったので、決して性格のいい作品ではない。 前作の「これは花子による花子の為の花物語」を読ん