エレガントな日常/アウェイエリアへ行く
すこぶるいい!
髪に入れたハイライトは白髪のカモフラージュのためでした。
頭頂からツンツンと出でくるオバQ白髪が目立たなくなりました。
なぜオバQ白髪かというと、これまでは抜いていたから。
だから常にゼロの状態から芽吹いていたのです。
ロングヘアーに馴染ませるのは時すでに遅し。
だって4年もかけて伸ばした髪ですから新参者、しかも毛色の違うモノはただの異物なのでした。
異物対策として私の決断はハイライトで誤魔化しながらツンツンオバQを育てていこうと思ったのです。
(でもまだ気持ちは揺れている。途中で染めちゃうかも)
カモフラージュが成功したと判断したのは
「自分で気が付かなくなったから」
そう。
他人の目を誤魔化そうと目論んでいたのに、いざ蓋を開けたら自分が誤魔化されてそれで満足したのでした。
そっか。
気にすることって案外そうなのかもしれませんね。
他人よりも自分が気になるかどうかなのよね。
今日は渋谷へ行ってきました。
いつものことですが
行かなくちゃー
買わなくちゃー
人混みヤダー
交通費かけてまで買うモノなのかー
のリピート再生を1週間以上も頭の中でかき鳴らし今日やっと
「行ってやっても良い」
と渋谷へ恩着せがましい心で臨んだのでした。
期待を裏切ることなく渋谷は
人・人・ヒト〜!
目的地までノロノロ歩き必須です。
だって行列のようにみっちり歩道を埋め尽くす観光客や若者がいるんだもの。
IKEAへ直行しコーヒープレスを買って来ました。
道中や現地の風景写真なんか撮影する心の余裕はありません。
逆に私以外の人たち、特に外国人観光客の方々はスマホでスクランブル交差点などを撮影しています。
きっと私は世界各国のsnsに写り込んでいることでしょうね。
プライバシーもへったくれもありませんね。
(あら。ちょっと言葉が乱暴だったかしら。ごめんあそばせ〜)
あぁ、IKEAは誘惑がいっぱいです。
可愛い収納グッズに椅子や机、キッチン用品にお菓子、、、
どれもこれもお手頃価格なところも魅力的。
いちいち手に取っては
(これ何かに使えそう〜)
と昔の悪い癖がちょいちょい顔をのぞかせるのでした。
「何かに使える」
という言葉を
「取り立てて今必要なし」
と翻訳し直しながら目的のものを持ってレジへと向かいました。
レジはすっかりセルフタイプになっていて大きな画面が何台も並んでいます。
ハイテクノロジーにアタフタしながら会計を済ませた安堵感から油断してしまい変な出口から出てしまいました。
そこはセンター街だの109だの私のアウェイ感満載のエリア。
(不良がいるに違いない〜早くここから脱出せねば〜ブルブル...)
むかしむかしの大昔にテレビで観たセンター街にいるガングロギャル(って言うの?)に絡まれるのではないかという恐怖で大通りへ一目散に逃げました。
ガングロギャルにものすごい偏見を持つ私は一体どこでどんなニュースを観てしまったのでしょうか。
(さらば渋谷ー!今度はコーヒープレスは高くても近場で買うことにするよ)
IKEAのコーヒープレスが気に入っている理由はデザインがシンプルだからです。
お値段も他のメーカーに比べたら1/3ぐらい安い。
何よりも私が特にこだわっている
「メーカーの名前が書かれていない」
のが嬉しい限りなのです。
たいていはガラス容器の上にブランド名などがデザインされているので少し抵抗があったのです。
これは私の昔からの変な感覚で、どうして自分以外の名前が書いてあるんだろう??
って思っちゃうのです。
だって私が買えば私の所有物なのに。
「kina」って書いてあるなら納得するんですけどね。
車に至ってはメーカーのマークどころか車の名前まで書いてあるのがなんとなく主張が強く感じてしまい恥ずかしく思ってしまうのです。
と言いながら、もしも自分が車を持つとしたら思いっきりこれみよがしなものを選んじゃったりするタイプかもしれませんね。
自分が住んでいるエリアに到着すると心の底から安心感に包まれました。
見慣れた景色というよりは空間の美しさや土地の波動の相性ピッタンコなところが身体中の細胞がホッとします。
ホッとしたところで食事作り。
ズッキーニを生でスライスして食べると美味しいと聞いて試したくてしょうがなかったのでした。
なぜならズッキーニは火を通さないと食べられないとなぜか思い込んでいたからです。
それを食べたさに渋谷では魅力的な飲食店に誘惑されることなく帰って来られました。
ズッキーニをスライスして塩を少しキツめにすると良いと聞いたので大胆にパパパーっと振りかけます。
そこへ太白ごま油をジャーっとかけてカンパーニュの乗せて食べてみました。
見た目はものすごーくオシャレでテンションが上がります。
が!
ズッキーニってこんなに淡白な味なのね、、、
集中して噛み締めても味の特徴をキャッチ出来なかったのが残念。
ただ、キュウリほど水分は欲しくない、シャリシャリ感も不要ということならサンドイッチには使えるなぁと面白い発見でした。
野菜たちのシンプルなソテーを並べて自分らしい幸せな食卓に満足満足。
私は今日もエレガント。
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