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エレガントに母子勝利宣言

冬服トップスをあともう2着ぐらい揃えたいと思っていました。

そのうちの1着は元旦に買うことができました。
(ヤクのセーター)

ですが、よくよく考えてみると結構な量があることに気がつきます。

あるものを一旦すべて広げながら

(あれ?こんなにあったのにナンデもっと買おうとしたんだろ?)

と、もう1着欲しかった理由を考えてみました。

・毛玉、毛羽立ちのものばかりだったから小綺麗なものと交換したかった

・よそいきも部屋着も同じものだから、よそいき用専用が欲しかった

・冬服に満足していなくて欠乏感があった

というものでした。

この「欠乏感」は毛玉と毛羽立ち、ヨレヨレ感からきています。

私は昔から疑問に思うことがありました。

(どうして他の人たちはパリっと綺麗なウールやセーターなんだろう??)

私はと言えば常に毛羽立ち、色落ち、毛玉の常連でした。

今もそれが続いています。

理由は簡単。

普通にお洗濯をしているから。

(なんてエレガントじゃないんでしょうねぇ)

かつて自分自身を粗末に扱っていたことが着るものに対しても同様なことをしでかしていたのです。

でも、当時自分自身を粗末に扱っている自覚はありませんでした。

(高いシャンプーやコスメを使えば美しくなるだろう)

とか、

(高い物を着ればキチンとした人に見えるだろう)

のような「粗末」な扱いかた。

冬物衣類たちにも

オシャレ着洗剤で洗っておけばいいだろう

(普通コースにてジャブジャブ、デローンと干す)

クリーニングに出しておけばいいだろう

(春先にまとめて出す)

でした。

その間のケアをまったく行っていなかったのです。

(毛玉がつかないように丁寧に着るとか、毛玉をその都度お手入れするなど)

でも時すでに遅し。

持っているもの全部毛羽立ってヨレヨレです。

しかもミニマリスト、ナチュラリストに固執して洗剤を増やしたくないがために普通洗剤で洗ったもんだから困ったもんです。

数日前に出会ってしまったヤクのセーター。

大奮発をして購入しました。

今現在ピッカピカのふわふわ、毛玉ゼロ状態。

この新しいセーターに今までの反省をすべて活かすしかありません。

(絶対丁寧に扱うぞー)

秋冬ラインナップ。
え?こんなにあるじゃんと気づく
上記の他に今着用している無印のタートルと
(写真はHP.より。私はこんな細くないよ)
楽ちん熟女デニム。マタニティ用よ。
(Milktea HP.より)

そうそう、まだお披露目していなかった一張羅スカートさんをご紹介させてください。

これは一昨年前に購入したものです。

その当時わたしは生活困窮者。

ドン底暮らしでした。

でもパートをしていたので微々たる収入はありました。

そんな中で導かれるように入ったお店。

決して好みでもないこのスカートが気になって気になってしかたない。

試着するだけしてみるかぁ。

なーんて店員さんのペースに流されることにしたのです。

そうしたら、かつてこんなに似合うスカートがあったのか!!

っていうくらいにバチっとハマっていたのでした。

もうね、ビックリですよ。

店員さんもビックリしていました。

あまりにも私に似合ってたから。

そしてとてつもない金額でエイっと買ったのです。

ミニマリストになってファストファッションの黒か白しか着ていない私の暮らしに何年ぶりかに色彩が入ってきた瞬間を今でも覚えています。

支払はカード分割しちゃえばいい、そのぐらいの価値はあると思ってあっけなく買いました。

(そして買ったとたんパートは辞めて電気代が払えなくなりました、、、
←でもその後なんとか払えました。ホッ)

そんな思い入れ深い愛するスカートです。

setaichiro(瀬田一郎)
確か4万円代を40%引きで買った記憶
スリットは本来ならこの位置。
でも真ん前に持ってくるのがお気に入り。
ハード系ブーツとよく合う
腰の部分がヒラヒラ
(ここはちょっと恥ずかしい)
裏地をあえて見せているデザイン


この一張羅スカート。

大好きなのですが難点が。

トップスにはぴっちりとした黒タートルしか合わせるものがないのです。

つまり真冬しか着ることができません。

エレガント過ぎるデザインのため、ふんわりしたブラウスなどと組み合わせると、どこぞのマダムのようになってしまいます。

私はハードに着こなしてみたいのです。

また、そういうポテンシャルがあるデザインなのです。

購入して2年目の今も、合わせるのは黒タートルしか思い浮かばず。

コムデギャルソン的なシンプル黒シャツも合うと思いますが、何度も見に行ったけれどピーンと来ません。

そんな訳で無印の毛羽立ってしまった黒タートルしかないのでした。

ちなみにこれは見た目よりもかなりタイトスカートです。

ある日バスに乗るときにステップで

「ビリっ」

と鈍い音がしました。

怖くて今もどこが破けたのか直視していません、、、。

(今年このスカート履いてあげなくちゃ!)

薔薇8日目。まだ生きていて嬉しい。

夕方に図書館へ行きました。

昨日の記事に書いた私が憧れる女性

『兼高かおる』さん

の本を借りに行くためです。

今日の気温はそれほどひんやりしなかったので心地よく歩きました。

真っ黄色になった銀杏落ち葉の匂いが気持ちいい〜。

もう一冊はファッションの本。
フランス人のファッションが好き。


帰り道にパン屋さんでお気に入りのパンを買い、

帰宅後母へ電話をしました。

最後に話したのは2ヶ月前。

こんなに空いたことはかつてありませんでした。

今回は私が「電話したい」という気持ちが湧いてくるまで待ってみようと試みました。

親子とはいえ義務感で今まで電話をしていたからです。

そしてたいていは電話を終えて私はグッタリしてしまうのでした。

長い間連絡をしないと時折罪悪感のようなものも出て来ます。

でも考えてみたら母からも電話が来ません。

(私と話したい場合にはかけてくる)

ということは母もまた特に私のことを気にかけることもなく楽しく過ごしているのだと信じてみることにしました。

さっき久しぶりに話をしてそれは確信に変わりました。

「これからは○○に(私の兄)買い物を頼まないで施設の買い物サービスを利用しようか考えている」

とか、

「お正月は血圧が高くなったから○○の家に行くのは断った」

「ひ孫がいて皆んなで集まっても特に楽しいとも思わない」

母も私と同じく「家族」という呪縛から解放されて素直に自分の気持ちと向き合っていました。

毎日自分自身のために過ごしている様子で楽しそうです。

足腰を鍛えるために館内を5千歩歩いていることや、

入居者さんに声掛けしていること、

分からないことは若いスタッフさんへ聞くことにしていること、

(以前は私だけを頼るので私は大変だったのよね)

物忘れやスタッフさんの名前はすべてノートに書いて復習したり、クロスワードをしていること、

などなど自分だけの過ごし方を話していました。

私は思わず嬉しくて言ってしまいました。

「私たちは相当苦労した人生だったもん。今1番幸せだよね!勝ったね!」

もちろん勝ち負けではないけれど、母子勝利宣言をしてお互いに楽しいままに電話を切りました。

よかった。

本当によかったです。

私自身が私のために生きることを決意してコツコツと積み重ねていったら、結果母もいつしか自分だけのために生きる喜びの日々を過ごしていました。

母はこうも言ってました。

「私たちよその人と違って変わってるのかもしれないね(肉親に対してクールという意味)」

「そーだよ!そうなんだよ。変わっていることに自信を持って楽しく進んで行こうね!」

と私。

自分ファースト。

そうすれば周りも穏やかになる。

またしてもこのことを確認できた今日でした。

私は今日もエレガント。

野菜の味噌煮込み。
ちくわぶが可愛くてハマってます
家計簿/パン屋がやっと営業開始で嬉しい。
トルティヨン(ソフトフランスパン)
パンとバター、そしてチーズ。
最高のごちそう。

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