ベジブロス初挑戦と先端恐怖症が治った不思議な話
ベジブロスを作ってみました。
くず野菜を煮込んだ出汁です。
最近noteにて読んだ記事。
もはやどなたが書かれたのか覚えていません。
(どうぞ、もしこれを読んでくださっていましたら「それ私が書いたよ」とお知らせ願います)
そのかたがアップされていた出来上がり写真が印象的でした。
(なんて美しい色なの!)
そのスープは一点の曇りもない
澄み切った黄金色でした。
ある日のこと。
大量に野菜くずが出てしまった日に思い出したのです。
(あ!あの黄金色のスープ作れるかも)
いやぁ、美味しゅうございました。
野菜スープのあの独特の甘い匂い。
澄み切ったゴールデンスープ。
個人的には塩ひとつまみ入れて、
そのままお茶のように飲むのが好きになりました。
(塩入れ容器難民のため袋で塩を使う豪快さよ)
使った野菜は
・じゃがいもの皮
・にんじんの皮とヘタ
・大根の皮とヘタ
・カブの皮とヘタと葉
・イタリアンパセリの茎
・わさび菜の茎
・ほうれん草の根っこ
・長ネギの青い部分、白い皮
土鍋に水を6分目くらい入れて20分煮ました。
日本酒は無いので入れません。
これは料理が得意ではない私にピッタリでした。
野菜くずを洗うだけ、煮るだけの簡単作業ですし、何よりも野菜を捨てる罪悪感がないのです。
成仏した達成感がハンパなかったのです。(チーン。合掌)
重ねて申し上げますがベジブロスの記事を書いてくださった方、ありがとうございました。
(あぁ、どなただったのか、、、私はその記事にスキを押したのだろうか果てしなく気になってしまう、、、)
さて。
話は変わり不思議なことがありました。
私は先端恐怖症でした。
そうです。
過去形に変わったのです。
以前は人が箸やえんぴつのとんがったほうを私のほうへ向けられると、とても嫌でした。
無意識に顔を横にずらしていたものです。
鋭利なナイフを見るのも好きではありませんでした。
ですから歯医者さんでは先のとんがったものを見ないように顔にタオルをかけてもらっていました。
(口の部分だけ丸く空いているダサくて笑えるタオルなんだなぁコレが)
なんと、そのタオルを外す日が来たのです!
さかのぼること数日前。
台所の引き出しを取り外して拭いていた時のこと。
勢いよくナイフが出てきました。
(わ!ビックリしたぁ)
おそらく前住人のものと思われます。
あまりにも細くてすっぽりとどこかのミゾにはまっていたようでした。
安っぽいナイフでしたが、
それはそれは鋭利な刃でした。
(うわっ。よく手を切らなかったなぁ。よかった。それにしてもとんがっていて怖〜いっ)
見るだけでも怖いので、すぐさま刃の部分を紙で包みました。
でもなんだか気になったのです。
「この現象は何か意味があるんじゃないか」
とりあえずその日は深追いはせずに翌日そのナイフを不燃ゴミへ出そうと準備をしました。
その時、私はナイフに語りかけないと!と思ったのです。
「昨日はあなたがいる場所を教えてくれてありがとね。
私の手を切らないでくれてありがとう。
もう大丈夫だよ。
ちゃんとあなたが行くべき場所に戻してあげるからね」
口から勝手に出てくる言葉に身をまかせました。
その瞬間、とても安らぎを感じました。
ナイフ自身が安心したような感覚でした。
安心感が私に伝わってきて、そのナイフを見ても昨日の恐怖心が消えていました。
スッキリした気持ちでナイフを不燃ゴミへ出し、歯医者さんへ向かいました。
今治療中の歯はとてもやりづらいケースらしくて毎回麻酔が必要なものです。
私がそこで発する言葉は
「痛い」
「怖い」
「うぐぐぐ」
「(痛いです)」左手を上げる。
体はカチンコチン冷凍マグロ状態です。
いつものように穴あきタオルを顔にかけられマグロになっている中、
すごいことが起こりました。
(あ!!!先端恐怖症治った!)
どうしてこの瞬間にそれが分かったのか未だに不思議ですが、
先端恐怖症が治ったことが
「分かった」
のです。
しかもこんな辛い辛い治療中の最中にカチンコチンの状態で。
私はすぐに先がとんがっているものが自分の顔に向けられている想像をしてみました。
(えー?!怖くない)
包丁の先端が顔に突きつけられている想像。
お箸の先端を私に向けながらしゃべる友人の想像。
横にいる歯医者さんが細い針を私に向けている想像。
(わぁ、、、ちっとも怖くない、、、なんで、、、?)
結局、何度も何度も想像しても怖くないのです。
今日、その話を歯医者さんにしてみました。
「じゃあ試してみる?」
先生も慎重にとんがっている器具を私の顔へ向けました。
「怖くないです!」
(ひぇ〜ホントに治ってる!)
タオルをかけずに治療してみることになりました。
(何も怖くない!一体どういうこと?)
先生はナイフと先端恐怖症が治った不思議な話を聞いた時にすぐにこう言いました。
「何かいわく付きのナイフだったんだろうね。憑き物が落ちたんだろうね」
私はその言葉を自分が求めていた答えとして受け入れました。
でも、こんなことってある?
長年の恐怖症が治るって。
しかも治った瞬間を把握したなんて。
人は何かしら苦手なものや、
克服できないことを持っていると思います。
でも、こうしてあっけなく無かったことになるケースがあったということをシェアしたくて書きました。
(あのナイフさん、ありがとう!)
そして何かしらの恐怖症を持っている方々、どうか希望を捨てないでください。治る日がくるかもしれません。
穴あきタオルを取り払って、麻酔も拒否した勇敢な私は今日もエレガント。
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