ミニマリスト。コーヒー再確認と絵日記。
足元のアスファルトから立ち込めてくる熱。
まるでオーブンの中のようです。
今朝も自治体から熱中症警報メールが入っていました。
何度か行くのをためらった野菜の買い出しですが、意を決して出かけました。
私には野菜の他にも「目的」があったからです。
スタバへ立ち寄って「味の確認」のためでした。
ここのところ自分で淹れるコーヒーから「満足感」が薄れていました。
それは、
いつものエスプレッソローストにマンデリンをミックスしてしまったからなのか、
身体がコーヒーを求めなくなったのか、
私の淹れ方を修正したほうがいいのか
を確かめたかったのでした。
「お待たせしました〜」
テラス席へスタッフさんが運んできます。
プレスサービスは時間がかかるので黄色いランプの下で待たなくてもよいのです。
トレーに載せずに両手でマグカップをみっちりと包み込むようにして持つ姿にいささか驚きました。
(えぇ?!それで重いガラス扉を開けてきたの?)
思わず「私が口を付ける部分」に手がついてないかガン見してしまいました。
(ついてなかったよーな気がする。ホッ)
このプレスサービスを注文すると、スタッフさんたちはてんやわんやです。
レジ係は別のスタッフへ
「プレス入りそうです!」
と、囁いているのか普通の声掛けなのかわからない声で言い、
平静を装っているもののレジの打ち方が分からず他のスタッフを呼ぶ。
レジ前であーだこーだとスタッフ間で格闘している。
後ろにどんどんお客さんが並ぶ。
やっと会計を終えて私は毎回同じセリフを言います。
「いつも運んできてくださるので、
お願いいたします。テラス席に座っています」
「かしこまりました!
(、、、え?おや?そーなんだ)」
返事と声は爽やかだけど、その後の動作に動揺を隠せないのがとてもよく分かりました。
そしてその動揺は他のスタッフにも伝染しちゃったのか、トレー無しでカップを直に持ちながら運んできた、、、
(あーぁ。今日は新しいてんやわんやスタイルだなぁ、、、)
毎度毎度このスムーズに行かない対応に嫌気が差したので豆を買って家飲みするようになった経緯があります。
でも今日はなんだか許せました。
私は少し寛容になったようですね。
ごっくん。
(ひぇー!ウマい!!)
こんなに美味しかったんだね。
スタバ。
あなたはすごい。
最初の一口目から最後の1滴まで同じ幸福感に酔いしれました。
とりあえず安堵したのは
(よかった。私の体質がコーヒーを拒否しているわけじゃなかった〜)
ということでした。
お気に入りのテラス席は真夏だろうと真冬だろうと私はそこへ座ります。
一見、ビルの軒下で暗い場所。
通りすがりに見たのなら
「よくここで飲みたいって思うよなぁ〜」
というパッとしないテラス席なのです。
ですが私は知っているのです。
そこは瞑想状態になれるパワースポットということを!
(私の場合ね)
風が通り抜けるので今日みたいな気温でも汗はかきません。
誰も私に気がつかないような
「自分の存在」
を消せる心地よさを感じるのです。
美味しさを確かめながら私は握りしめていたエゴを手放しました。
(私は美味しいと感じる気持ちを大切にします。
チェーン店、ミーハーな場所は"カッコ悪い"という思いを手放しまーす)
と心の中で意図します。
私の中では早くスタバから卒業したい、恥ずかしいという思いがあったのでした。
でも餅は餅屋。
私はこんなにも美味しいって喜んで何度もリピート買いしている豆です。
¥490のお金を出してまでお店に足を運び味の確認に来ているのなら、、、
(スタバのエスプレッソロースト豆は最高に私に合うことを認めよう!)
ちょっとした意識ですが私にとっては大きな鎧を脱いだ爽快感がありました。
必要のない「カッコつけ」を脱いだ時は心軽くなりますね。
(あ〜美味しかった!)
マグカップを戻すために店内へ入ります。
「どうぞこちらへ」
とカウンター内のスタッフの方が直接手で受け取ってくださいました。
(さっきの直持ちさんだ。そっか、この人は手から手へが好きなのかもね)
その人の笑顔を見たらこれはチャンス!と思いました。
私はプレスで淹れる際の豆の量や温度などを質問しました。
中から詳しいスタッフさんが出てきて丁寧に教えてくださいました。
(ふんふん。なるほど)
↑
このスプーンは優れモノです。
片側8g、片側1gを測れます。
3日前から本格的に(?)乗り出した
「安来節(どじょうすくい踊り)」。
どうしても冒頭のステップが出来ないのです。
「コツ」がつかめない。
分からないままに真似し続けていくと、このままでは腰が限界です。
今日はYouTube動画を観ることに重点をおきました。
何名かの方々の動画を観て、破格のレベルのかたがいました。
大会連覇されているそうです。
さすが王者だけあって他の方々とは動きが違います。
あ、ここでプチ自慢していい?
私の特技はどんなジャンルのダンサーでもレベルの違いが分かります。
マイケルジャクソンが自身のダンサーを選ぶオーディション場面を観て、私はマイケルと同じダンサーを選びました。
、、、って!
世界のマイケルと肩を並べちゃった〜。
(自慢のあまり鼻穴フガフガ)
ダンサー目利きの私がお慕いしている安来節師匠。
再生速度を0.5倍速にして、その冒頭ステップ部分の数秒だけを繰り返し観ました。
やっぱり観ているだけでは我慢出来なくなって鏡の前に立ちました。
師匠と同じ角度の前かがみはこのくらいだろうか?
膝を上げる高さはこのくらい?
もはや私は己の姿を滑稽だとも思わなくなっています。
顔は真剣そのもの。
(前までは恥ずかしくなったり、笑ってしまい出来なかった)
明日からコーヒーの淹れ方を変えるのが楽しみだなぁ。
私は今日もエレガント。
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