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ミニマリストの日常〜まな板に酔いしれる〜

出会いは突然やってきます。

「この人、私のツレです」

と呼びたくなるほどの物をゲットしました。

まな板〜

昨日、夏用サンダルの偵察へ行った「東京ミッドタウン」で買いました。

¥4,180でした。

(ケチケチライフに目覚めた私がこんな大金を使うなんて!)

それほどまでに魅力的だったのです。

何枚か売っていたこのまな板。

形も大きさもそれぞれに違ってユニークな表情をしていました。

最初は買うつもりはまったくないままに、その表情を一つ一つ眺めたり、手に取っては肌触りや重さを楽しんでいました。

やがて

(ハッ。この執着心とトキメキはもしや、、、)

ということに気がつくまでには、かなりの時間が経過していました。

私はそのキッチングッズのお店を3周くらい商品をガン見しては、必ずまな板コーナーで無意識に立ち止まり触って見ていたのです。

(この集中してガン見している時の自分は険しい顔をしているに違いないわ〜)

こんなにも知らず知らずに意識しちゃうなんて、どう考えてもアレでしょ。

「運命のお相手」!!

心の中では本当の気持ちを知っているくせに、頭の中ではお決まりの茶番劇が始まります。

(トキメくなぁ。いや、こんなの買える立場?でも....。を、延々とリピート)

私は横で接客してくださっている店員さんへ最後の悪あがきのような質問をします。

(これを諦める情報が欲しい。一縷の望みにかける私!)

「スタッフさんの中でお使いになっている方はおられますか。
日本の湿気に馴染むのか知りたくて、、、」

なんだかこれも時間稼ぎのような浮わついた質問だなぁと少し恥ずかしくなってきました。

(そもそも店員さんが、

"日本の湿気にとても弱くて使いづらいんですよね"

とか

"オリーブの木なんて日本の気候と合うわけないでしょ"

"インスタ映えのためのグッズですよ、私は檜のまな板愛用してますよ"

な〜んて言うわけがないよね、、、)

店員さんの答えは模範的でした。

「使ったことはないけれど、とてもいいですよ(こんな雑には言わなかったけどね)」

「これをください」

「ありがとうございます」

うわぁ美しい!
美し過ぎてノックダウン

このまな板、とっても肌馴染みが良いです。

私の一部とか、細胞の一つって感じるくらいに。

樹齢200〜300年のイタリアのオリーブの木だそうです。

それが

「森林破壊」なのか

今の言葉でいう

「サスティナブル」

っていうのか知りませんが、とにかく私との相性はバッチリでした。

("サスティナブル"の使い方は当たってるのだろうか。上っ面の横文字っていやらしいなぁ)

でも私にとってはそれが何の木か、ましてや樹齢何年かだなんて関係ありませんでした。

ただただ仲良くしたい魅力的な子だったのです。

まな板ナシ生活がしばらく続いていたため、久しぶりに野菜のカットが楽チンでたまりません。

しかも切る時の

「コンコンコン」が

手に心地よく振動が伝わって、

耳に優しい音色が響いて、

気持ちいい〜。

湿気が心配なので窓のないキッチンには放置しないで部屋の中に干しています。

どこに置いても絵になります。

テーブルの上でもベッドヘッドに置いてもインテリアのどんな素材の物とも合う!

クリスタルにも合う。
素敵なキャンドルも置いてみたい
コーヒーにも合う。レーズンの置き方がまるで鳥を誘き寄せるエサ

買ってよかった!

と思える出会いでした。

ポテトとインゲンはココナッツオイル揚げ
油揚げとシメジを梅干しで炊いた

昨日、時計を見ないで生活をしたら気持ちがとても楽でした。

今日は思い切ってその時計を棚の中へしまいました。

流し台のコーナーがスッキリとしました。

元・時計置き場にまな板を立てかけてみたら、「萌え〜(古っ)」になりました。

年齢を重ねていくと自然素材の素晴らしさが肌と気持ちに響いてきて、なんとも言えない豊かさを感じます。

さて。

私の

「妄想引っ越し準備」

は順調に進んでいます。

(億ションへ近々引っ越すという妄想のもとに荷物を整理、退去する今の部屋の掃除を楽しんでます。でも結構本気でそう思ってるのよ。ふふっ)

今日処分したものたちのテーマは

「不用品とまではいかないけれど、なんとなく使っているもの、代用品的な物」

です。

まずは

【通販で買った下着】

色が写真とまったく違っていて、見ると気分が上がらない、でも機能性はいいから「ま、いっかー」という理由で身につけていたものです。

【スピリチュアル系の書籍2冊】

私をずっと支えて励ましてくれた本。でももう頼らなくても大丈夫になったので思い切って処分。

【最近買ったけどトキメキがないマスカラ】

イメージしていたものと違っていました。つけるとカタマリが出来るし時間が経つと目に入って染みたから。

(処分品たちは"億ションに住んでいる私には相応しくない"という理由が1番大事)

あとは今着ているカットソーやインナーを新しい上質なものに変えたいなぁ。ヨレヨレなんだもの。

(よぉし!欲しいものリストに書いておこうっと)

ミニマリストで少ない持ち物だからこそ1点1点に大きなトキメキを感じたいですものね。

大きなトキメキまな板を迎え入れ、大きな元トキメキ品たちを手放す。

私は今日もエレガント。

欲しい物リスト&オヤツ
2日連チャンしろくまの罠にハマる




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