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母の體の話

 僕の母は定年間際まで看護師を勤め上げた努力の人。父と共働きで僕と弟を一所懸命に育ててくれた。準夜勤や夜勤明けに部屋で寝てるのをよく見かけたが僕らの育児をサボっていた記憶はまったくない。大人になって初めて氣づくのだが、看護師というのは本当に過酷で大変な仕事だった。身長は150cm弱。痩せてるけどとてもバイタリティある母だった。

 心身の疲労が極限に近づいたので60歳目前で引退し、都会から父の生まれ故郷の北陸へ移住。少し休養して、新しい生活に慣れてきてからは、山歩きや60過ぎから始めたスキーを満喫する元氣な高齢者になった。数年はちょっとした仕事もこなし元氣な様子だったが、看護師時代の長きに渡る過酷な労働環境と、僕と弟の2児出産後も直ぐに職場復帰した事などがボディーブローのように影響し、體はやはり限界を感じていたようだった。

 70歳過ぎから徐々に体調を崩す事が増えた。腰痛、花粉症、風邪で寝込む、顎関節症、手の痺れなど、大病を患う事こそなかったが不調を訴える機会が明らかに増えていった。そして、3年前、75歳の頃、体重が29kgまで減った。さすがに氣力も衰えていき、父が心配する事が増えた。

「母さんはそろそろダメかもしれないぞ…」

心配性の父の事だから話半分で聞いていたが、帰省の折に施術のために母の體を触った時、すぐに、

「あっ、これはまずいな…」

と感じた。仕事では、分子栄養学の書籍を読み漁り自身も体質改善できた実績を元にプロアスリートたちに栄養指導をしているわけだが、灯台下暗しとはまさにこの事だった。そこで初めて両親に栄養の話をした。所謂ダメな物(砂糖や人工甘味料、添加物まみれの加工食品)はあまり摂らない両親だったが、筋肉の感触から明らかに足りない物があった。

それが「タンパク質」だった。

 当時はまだ自社の『医食同源Lab』が発売前だったので、知人の会社の無糖プロテインを摂ってもらった。卵も毎日2個。当初はプロテインの消化が思わしくなく、EAA(必須アミノ酸パウダー)を摂取してもらい消化酵素を増やしていった。甘味料が入っていない物も販売されているが、あまりに不味くて摂取できないので、個人的にはこの『THORNE』のステビア入りはギリギリOKとしている。

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體を立て直すのに必須なものがタンパク質以外にもう一つある。ご存知ビタミンC。ビタミンCは吸収率が重要なのでやはり天然物にこだわって高容量で摂取してもらった。神戸ナカムラクリニック中村篤史院長のおすすめが『Pure Radiance C』だった。小規模事業者だったが並行輸入で安心して購入することができた。我が家にはワクチンや薬の害に氣づかずに育ててしまった長女と次女がいる。幼少の頃、彼女たちの喜ぶ姿に何の疑問ももたずに砂糖や人工甘味料も与え続けていた。2人のデトックスのためにこのビタミンCを高容量で摂取させたが感触としては悪くなかなったので、毎日ではないが定期的に摂取を続けている。

他は品質にこだわって『THORNE』のリンゴ酸マグネシウムやビタミンD、亜鉛などを徐々に増やしていった。iHerbでは数多くのサプリメントが購入できるが、プロアスリートに摂取してもらう物はドーピングフリーで高品質にこだわりたい。『THORNE』は医療用サプリメントで信頼もおけるので氣に入っているので、自分が経営する『筋肉チューニング整体院UROOM』でも重要な栄養素を厳選して数種類のサプリメントを販売している。

余談だが、『THORNE』はここ最近プロアスリート界にも進出したようで、大きな大会のスポンサーに名を連ねるようになった。周りは錚々たる企業群なので投資額もかなり高額だと想像できるが、おそらく大会に参加しているチームの栄養管理を戦略的にサポートしているのだろう。體を酷使するプロアスリート界であれば、本来なら選手一人一人に管理栄養士がついて食事指導から、サプリメントカクテルの調合(その選手に必要な栄養素を分析し、摂取容量をアレンジする)までをすべきだと思うが、惨憺たる日本の現状を間近で見ている身としては、業界の端くれにいる自分がいつも忸怩たる思いを感じている。

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 両親は、僕が栄養改善や施術で體が蘇ったのを見ていたので、西洋医学の看護師だった母でも先入観なく栄養療法を取り入れてくれたようだった。高齢だったので自分に比べ体質改善のペースを掴むのに時間はかかったが徐々に効果が現れてきた。両親が栄養改善を始めて少しした頃、自社で『医食同源Lab 琉球モリンガ配合たんぱく』を発売した。とにかく品質にこだわった初の自社商品だ。妻や子どもたちに飲ませたい。何より自分自身が氣に入ったプロテインを飲み続けたい。そんな想いで開発した自社商品だったので、メーカーさんから納品されて真っ先に両親や妻の両親にケースで送った。それからは"質の栄養失調"がほとんどなくなっていったと考えている。

 帰省の折に自分が母を施術したが、やはり本物の施術家とはわけが違う。氣休め程度に筋肉を緩めることはできるが、本質的なアプローチはプロには敵わない。そこで、両親には3ヶ月に一度のペースで上京してもらい整体施術も受けてもらった。施術後に施術家たちの話を聞けば、體の状態がだいたいどのような具合かわかる。施術家は手で筋肉を触れる感触から体温を感じ、血流を感じ、氣力を感じることが生業だ。彼らの「正氣が戻ってきたようだ」との報告に心から安堵した。1年はかかったが母の体重が36kgまで20%増加した。これは自分の想像を超えた成果だった。明らかに血色が良くなり髪も濃くなってきた。そして、77歳でまたスキーを再開した。(大怪我をすると取り返しがつかない事になるのでもうスキーは去年でやめたようで少し安心した)コロナが始まってから、さらに握手魔になった自分。齢50を過ぎて、多分、生まれて始めて両親と握手するようになった。2年前の両親の手より、最近の手が力強く温かくなったのを、僕の手が知っている。

 昨年は、念願だった『医食同源Lab 有機ゲルマニウムウォーターPlus氣』も発売する事ができた。まだ規模も小さく実績も少ない当社が、浅井一彦博士の意志を受け継ぎ、その一翼を担えるのは過分な栄誉以外の何物でもない。有機ゲルマニウムは自分に「赤血球」の真の姿の尻尾の先を見せてくれた。そして、有機ゲルマニウムを知れば知るほど、千島喜久男博士の千島学説が脳裏から離れなくなる。赤血球の謎。赤血球が既成説とは違い、細胞の前駆体だった場合、つまり、その前提ならば有機ゲルマニウムが奇跡のような結果を導くのも頷けるという話。

もうね、これは浪漫なんです(笑)

自分は科学者でもなければ医師でもないので断言できないのが悔しいが、本当に凄い商品を手に入れることができた。詳しくはDuckDuckGoで「ナカムラクリニック 有機ゲルマニウム」で検索して欲しい。次から次へとお宝記事が見つかるはず。末期症状の人以外は、これは定期摂取で十分だと考えている。子どものデトックスは1週間で3本(有機ゲルマニウムが3g分)を飲み干すなど。自分はランニングで疲労が溜まってきた時や、安静時心拍数が明らかに高くなってきたら3日くらい連続で1本ずつ摂取したりしている。

 最後は宣伝になってしまったが、僕は自分が摂取したい物、家族や両親や仲間たちに摂取して欲しい物だけを商品化している。これをご覧になった人もぜひ頭の片隅に置いていただき、何かあった時は思い出してくだされば嬉しいです。もちろん、両親にはこの氣の宿った『水』を欠かさず送っている。息子が変な物ばかり送ってくると思っているかもしれないが、僕自身はこんな形での親孝行ができるとは、つい5年前には想像すらできなかった。父は今月、母は来月、共に79歳になるが毎日5,000歩のウォーキングを日課にしているらしい。両親はいまでも多くの書籍を読み、情報を収集し、接種もせず元氣でいてくれる。いつまでも闊達で健やかな両親に感謝している。

いつもありがとうございます。

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