テレビ棋戦 統計数字に正確さが欠ける

一般的に記録とか情報は鮮度が優先される。撮り貯めた対局の動画をテレビの放映日に併せて公開している。早指し棋戦だから1日に3局くらい対局できます。 しかし1ヶ月も2ヶ月も前の対局結果をテレビ放映後でないと公表しない。 こんなこと許していたら、統計数字に信頼性が無くなるし、連勝記録が継続されているのか途切れているのかさえ伏せられたままになる。 殆どの棋戦は対局後に記録が公表されて、棋士の統計データも更新される。 所がテレビ棋戦と言われるNHK杯と銀河戦という早指し公式戦は、対局が終わっても即座に棋士データに反映されない。 テレビで対局が放映後に公表される。 ネット上の噂話であるが、表面上はたくさん連勝しているのですが、未放映のテレビ棋戦は勝敗がデータに反映されていませんから、「棋士仲間が連勝凄いね。頑張ってね。」と言われたらしいが返事に困ったらしい。 未公表のテレビ棋戦で負けていて、連勝が途切れているのに、負けたから連勝は途切れていますと言えません。 関係者はテレビ放映されるまで勝敗を明らかにすることが出来ない決まりになっています。

棋士の統計データに対局結果をもとにレーティングが公表されていますが、この数値も未放送のテレビ棋戦のデータが削除されているので、正確ではないのです。藤井聡太5冠のレートが初めて2080を越えました。 今日現在、銀河戦の決勝とNHK杯の結果は含まれていませんが、史上初の2080代の数値をはじき出しています。 

将棋ファンは、結果よりも内容を重視しますから、勝敗が分かっていても必ず対局中継を見る習性があります。どの様な妙手が出たのだろうか? どの様な構想の将棋だったのだろうか?と必ず見ます。
昨日テレビ棋戦の銀河戦の準決勝の豊島九段と藤井5冠の対局が有料放映されていました。 ユーチューブでは、評価値放送が幾つか行われていて、藤井五冠の逆転勝ちでした。 評価値放送と言うジャンルでアップロードされています。 有料放送の内容をリアルタイムで無料で流しているので、個人的には営業妨害だと感じています。

個人的には、テレビ棋戦は将棋界の統計データを歪めるので、対局結果の即時公表を求めます。 勝敗を即時に公表するが、対局内容は後日の放送でご覧くださいなら拍手します。 有料放送にも大反対ですが別の機会に。


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