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良い会社って何だろう??

先日クライアントの方と話をしていて、自分から発した質問なのですが、なかなか難しい質問だなあと思いましてちょっと整理してみたいと思います。

1.財務的に良い会社

財務的に良い会社とは具体的には儲かっている会社ですよね。そういう点では自社のサービスや商品に独自の強みがあって、とても利益率の高い売り上げを上げられるということになるかと思います。もう一点は自分のお金をたくさん持っていて資金的に余裕のある会社ということができるかと思います。最近は世の中の環境変化のスピードが激しいので、利益率の高い商品やサービスを維持し続けることがなかなか大変になっています。そういう意味では地味で目立たないけど、実は昔ながらの商品で圧倒的に高いシェアを持っていて、あまり競合も入ってこないような商品を取り扱っている会社が実はめちゃくちゃ財務的に良い会社だったりすることがあります。財務的に良いとそこで働く社員にどんな良いことがあるかというと、例えばその分社員に還元していたりすると給与が高かったり、賞与の支給金額が大きかったりするということができるわけです。でも悩ましいのは昔からの会社で独占的な商品を持っている会社は家業っぽい会社が多いので実は社員にあまり還元していない会社が多かったりしますよね。

2.人事的に良い会社

人事的に良い会社って財務的に良い会社ほどはっきりと定義づけることが難しいのですが、まあ働いている人達の評判が良い会社という風にいえるのではと思います。具体的には以下の項目がその指標として挙げられるかなあと思います。

①離職率が低い会社

いこごちが良い会社ってやはり辞める人が少ないので、良い会社を図る指標になるように思います。ただなれ合いになっていて、あまり成長できなかったり、変化を嫌い年功序列的な風土になってしまっている会社もたまにあるのでそこはしっかりと見極める必要があるかもしれません。

②人を育てる仕組みや制度が優れている会社

こういう会社の中で代表的な会社はリクルートです。リクルートがなぜこのように評価されるかというとリクルート出身(リクルートを辞めた人)がいろいろな分野で活躍しており、そういう実績面から評価されているのですが、これは良い会社という視点でいうとちょっと悩ましいかもしれません。だって辞めて活躍している人が多いということは離職率が高いという裏返しとも言えるわけです。離職率が低い会社だとそもそもその会社の出身者が世の中で少ないのでその会社の社員が優秀であるかどうかの判断が難しかったりします。また人材育成といってもいろいろなタイプの個性が人にはあるので起業家でなく、実務家を育てることが得意なような会社もあると思います。リクルート出身者に関していうと起業家タイプの人が多く活躍しているように思いますけど、これはもともとそういう人材をうまく採用できている部分もあるように思いますのでなかなか判断が難しいととらえるべきかもしれません。あと、世間の評判はめちゃくちゃブラックな会社なのですが、そこを辞めて人がかなり活躍しているという会社もありまして、いい会社といいていいのかどうかと感じるような会社もあります。

③働きやすい社風の会社

働きやすさというのはとっても大事だと思うのですが、これはマッチングで決まる部分も大きいので一概に言えないかもなあと思っています。そもそも働きやすさってどんな状態を言うのでしょうか?仕事以外の部分で気を遣う部分が少ない、あるいは、社員同士が仲が良いということでしょうか?なんでも好きなことが自由に言える会社というのは働きやすい会社だといえる気がしますが、客観的な指標で分類するのが難しいですね。

3.SDGs的に良い会社

最近この部分がかなり重視されてきているように感じます。具体的には以下の二つでしょうか?

①事業内容が社会的課題の解決につながっている

事業そのものが社会の矛盾を解決するようなテーマで行っているものから間接的にそちらに還元しているという会社もあるかと思います。このあたりって同じようなことをやっている会社でも事業のとらえ方が異なることで全然異なる会社に代わったりすることが面白い部分だと思っています。

②無理な開発や投資を行わないという経営理念を有している

ここもこの10年くらいでかなり変わってきたように感じます。これまでは株主の利益につながることが重視されてきたと思うのですが、短期的な株主に対する還元より、長期的な価値に重きを置いて、事業を行うという考えの企業が少しずつ増えてきているようです。

4.ヤマキン的な良い会社って何だろう??

現時点ではヤマキン的に良い会社って自分の会社である北陸人材ネットなんですけど、なぜそうなのかを少し掘り下げてみます。

①冬はどんどんスキーに行ける。

色々なところで公言しているようにヤマキンは冬場はSKI>仕事なわけでして、そんな生活ができる北陸人材ネットはヤマキンのライフワークの目指す姿にとって、とっても良い環境だといえると思います。人生における仕事の価値は大きいですがそれがすべてではありません。自分の人生の中で仕事の比率を上げることなく、でも、仕事としては充実していて、仕事もその他の人生も両方充実する生活を送れているなあと感じられる会社が良い会社かなあと思っています。そういう意味では冬場にスキーがっつりできる今の会社は最高です(笑)。でも自分が経営者だからこういうのが許されるというのは単なるわがままのような気がするので、社員でもやりたいことがあればどんどんそちらに向かうことを薦めていきたいと思います。昔から仕事が充実していると人生が充実するみたいなことは言われていますが、ヤマキンはちょっと違うと思っていて、人生が充実していると仕事が充実するんじゃないかと思っています。

②自分らしくありのままで過ごせる場所であること

ヤマキンにとって北陸人材ネットはとってもいこごちの良い会社です。なので、会社をもっと大きくしたいとか事業を成長させたいという想いより、この状態をより長く続け、自分にとってよりいこごちの良い会社にしたいという想いのほうが強いです。会社は働くための場所ではありますが、同時に平日の一日の大半を過ごす場でもあるので、リラックスしてありのままの自分で過ごせることって人生の質を高めるうえでとっても重要だと思います。

遠慮することなく言いたいことが言い合える仲間と好きなことをやって稼げるというのが最高ですよね~

③世の中の役に立てているという実感が持てること

社会に大きな変革をもたらしたいとか、影響を与えたいとかはあまり思っていませんが、それでも自分たちが仕事としてかかわったことが誰かの役に立っているという実感を持てることはとても大事なことだと思います。お金を稼ぐ仕組みとしてのビジネスはもちろん重要ですが、そこに誰かに喜んでもらえるし、世の中がちょっとだけ良い方向に進んだかも??と思えるような感覚が得られると嬉しいですよね。

転職エージェント事業って実はブラック企業と相性が良かったりするんです。入っても入ってもすぐに人が辞める会社というのはそれだけ常に人材ニーズがあり続けるわけですので。でも、いくらお金になるからといってそういう会社で売り上げを稼いでも楽しくない!!

起業したての頃にこんなことを言っていたら「商売というのはそんな甘いものじゃない!!」といって何人かの経営者の方に説教されたのは私です(笑)(実話です・・)

いうこと聞かなくて本当に良かった(笑)

なんか自分の会社大好きみたいな文章にになってしまいましたが、その通りなので仕方がありません(笑)。でもまあ、縁があって一緒に働くことになった仲間とともにこういう会社になっていったのでそういう意味ではそうした縁に恵まれたことはとてもありがたいことだなあと感じています。

最後に~なんのために働くのか

今の北陸人材ネットって自分にとっては人生の価値を上げるうえではとっても良い会社だったりするわけです。この環境がいつまでも続くとこの幸せな状態が続くわけで、そうするとこの幸せを続けるためには会社の事業を存続させる必要があるわけです。なのでそれが働く理由になるのかなあと思っています。

なんかうまくまとまらなくてすいません・・








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