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マガジン

  • GNU OctaveでWavetableを作成する方法

    GNU Octaveを利用したWavetableの作成方法

  • Wavetableの変換、編集方法

    Wavetableの変換方法

最近の記事

Wavetableの作成方法 Part3(ウェーブシェイピング)

ウェーブフォールディングウェーブフォールディングは、複雑な波形を生成するウェーブシェイパーの一種です。モジュラーシンセサイザーや一部のFMおよびウェーブテーブルシンセサイザーで使用されています。 通常、波形の入力振幅がしきい値を超えるとクリッピングが発生しますが、ウェーブフォールディングでは波形が折り返されます。この折り返し動作により、波形のピークや谷が増幅され、歪みが生じ、新しい倍音成分が導入されます。 Octaveによるウェーブフォールディングの実装 サイン関数に

    • Analog RytmのDual VCOの解説

      Elektron Analog Rytmのキック、スネア、クラップマシーンなどのトラック1から4で使用できるDual VCOについて、マニュアルより少し踏み込んだ解説をします。 1.基本的な解説(公式のマニュアルと同じ内容)TUN- オシレーター1のチューニングの設定。1オクターブの単位は24(-64 ~ +63)です。なので、半音の単位は2です。 DET- オシレーター1のチューニングに追従したオシレーター2のチューニングの設定。1オクターブの単位は48(-64 ~ +

      • GNU OctaveでWavetableを作成する方法 Part2(FM/RM/AM合成)

        ノコギリ波と矩形波 前回紹介したSignalパッケージを使用します。SignalにはSawtoothとSquareという関数があります。 y = sin (t) %サイン波 y = sawtooth (t, width) %ノコギリ波y = square (t, duty) %矩形波 サイン関数と比較すると、入力できる項目が一つ増えていることが分かります。sawtoothでは「width」, squareでは「duty」という項目があります。 sawtoothの「wid

        • GNU OctaveでWavetableを作成する方法 Part1(初歩)

          数値解析を目的したプログラミング言語のOctaveを利用して、簡単にWavetableを作成する方法を紹介します。作成した波形はSerumやAbleton Wavetableなどのオーディオインポート可能なウェーブテーブルシンセ、またはサンプラーで使用できます。 Octaveのリンク 注意 Octaveのスクリプトファイルは必ず英語表記のディレクトリに保存してください。日本語表記のフォルダに入れると、ファイルが開きません。 例 C:\user\Octave\waveta

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