装うことは自信を与えてくれる
お衣装ライターきむらです。
今回はヨーロッパ製一点物の社交ダンスドレスを用いた「超お衣装解説」ではなく、様々な種のパフォーマンス用お衣装を集めた「お衣装座談会」でもなく。
初めてこのような企画に参加させて頂きます!
恐らく日常着についての投稿が多いんだろうなとは思いつつ、私は衣装屋なので。日常着よりもさらに華やかに装う、お衣装についてで書かせて頂きます。
日常着とお衣装の違いとは
私はSNSでお衣装についての投稿をする、お衣装ライター、をしておりますが。まず前提として、社交ダンス衣装を扱う会社に勤めております。ですので普段から華やかな衣装に囲まれており、キラキラと装飾の施されたドレスを扱っております。
元々は日常着の販売員をしておりました。(ちなみにそのあとはウェディングドレススタイリストもしております。)
そんな私が改めて考える、日常着とお衣装の違いとは。
思い切り装い、非日常を感じる
非常にざっくりとした言葉になってしまうのですが。これかなと考えます。
日常着でも〈装う〉という言葉を使うことはとても良いことです。仕事に行く格好、遊びに、デートに行く格好、近所に買い物に行く格好、、、。それぞれあるかと思いますが。
そういった日常の中でただお洋服を〈着る〉という感覚ではなく、〈装う〉ということはとても素敵。
ですがお衣装を着る場面というのは、日常ではなく、非日常。
いかに日常の〈装い〉から脱して、非日常を味わえるか、それが重要なのではと考えております。
非日常的装いのポイント
①日常より華やかであること
これが最も分かりやすいですよね。社交ダンス衣装(ドレス)は装飾もたくさん付いておりますのでそりゃあ日常とは違うでしょうよ、ということなのですが。
↑ちなみにこれは私きむらが自社のドレスを着用し、社交ダンスヘアメイクのプロにセットしてもらった装いです。
もちろんこれで日頃過ごしているわけではありません。こんな羽が付いた服は着ませんし、二の腕を全部出すこともしませんし。髪は基本的に邪魔にならないようポニーテール、マスク生活の今は眉毛を書いて少しだけアイシャドーをして顔面完成、の日々です。
これが非日常!!
普段は着ない装飾の入った物、派手な色や柄など。
〈華やか〉な装いで、いつもとは違った自分に!
②日常よりも肌を出すこと
これはお好みによりますが。接客をする中でお伝えすることが多い内容になります。
〈露出〉というのはなかなか日常着ではしないもの。
(もちろん海で水着を着るシーンもあるかと思いますし、肌を出すファッションがお好きという方もいらっしゃいますが。)
特に年齢を重ねるとご抵抗のある方も増えてきます。社交ダンスの世界では10代~90代の方まで接客を致しますので、様々なお悩みをお聞きします。
二の腕は出したくない、デコルテは、お背中は、脚は、、、。
無理に、とは言いませんが。
日常では出していない肌を露出する、それだけで特別な装いになり、ドレスアップ感が出るというもの。
わざわざ非日常的装いをするならば是非、いつもよりも少しだけ、肌を出すことを意識してみて頂きたいなと考えております。
そして装いから自信をつける!
「私なんてこんな華やかな物は、、、」
「デブだから、、、」
「細くて骨ばっているから、、、」
「〇〇歳だから、、、」
こういったお声、日々あります。本当にどんな方でも自信がない部分ってあるんだなと思います。
誤解を恐れずに言ってしまいますと!
どれを着ても美しい、なんて人は本当に少数。一点物のお衣装の場合はサイズも様々ですのでほぼ不可能です。
それぞれのコンプレックスをうまくカバーしながら、華やかに装う。
それで、「あれ?これを着ている私、なんかいつもより良いじゃん!」と思えたら嬉しいですよね。
華やかに装い、ヘアメイクをして、ヒールを履いて、非日常の世界へ。例え普段のご自身があまり好きではなくてもその瞬間はキラキラする。お姫様になれる!
↑こういうこともよくあります!
日常着では絶対に手にしないようなお色だって、お衣装ならチャレンジできる!新しい自分に出会える!!
前章でお伝えしましたように、お衣装とは普段よりも〈肌を出しやすい〉。ですので、メリハリが付けやすいとも私は考えます。
隠したい部分は隠して、出せる部分は出して。というような装いが出来るので。ボディラインに自信のない方でもいつもとは違った、華やかな格好にチャレンジ出来るんです。(例えばお胸が大きい方が隠さず谷間を出すとか!)
#ファッションが好き
日常とは異なる自分に出会える、ファッションの中でもより華やかに装うことに特化した【お衣装】というもの。
本当は機能性や、TPOに合わせること、例えばダンス用ならばよく踊ること等、もっともっとお衣装について綴りたいことはあるのですが...
私的、 #ファッションが好き について考え、このような内容となりました。
私はお衣装で、幸せになれる装いのご提案、をしたいと考えております。
毎日毎日気を張って装う必要はないし、華やかにしなくても良い。
ですが非日常の世界に浸るとき、わざわざお衣装を着るときは、自分を好きになる、自信が出る、装いをして頂きたいなと思っているし、その可能性を秘めているお衣装が好きなんです。
お読み頂きありがとうございました!
【お衣装ライター】木村
Twitter:KIMURA_JJ
社交ダンスドレスJJ
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衣装用生地資材JJ DRESS FABRICS
https://jj-dress-fabrics.jp/
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