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たくあんの賞味期限について。

日本の食品は基本すべてに賞味期限もしくは消費期限が表示されています。

その設定の根拠は科学的根拠および官能検査により各メーカーによって決められます。

たくあんの賞味期限について、ネットで調べてみると、

「大きく分けて、干さずにつくる塩押し、糖絞りという種類と干した大根でつくる干しの2種類があり、未開封で概ね3ヶ月の賞味期限がある。」


という記事をネット上で数個見かけましたが、糖絞りと言われる製法のものは調味液に漬けて仕上げるため、沢庵漬ではなく、塩漬け(もしくは醤油漬け)になります。

※塩押し:生大根を2回塩漬けした後に米ぬか、塩等で本漬けする
※糖絞り:生大根を塩漬け後(しない場合もある)、浸透圧の高い調味料(液糖や砂糖)に入れると調味液の力によってだいこんの水分を抜く製法


さらに糖絞りは殺菌処理を行わないため、要冷蔵の状態で2週間から、長くても1ヶ月程度の賞味期限ですのでお気をつけください。

保存の際は、しっかり一括表示の保存方法を確認して、要冷蔵のものは冷蔵庫に保管しましょう。(殺菌商品か、未殺菌商品か見分けるため)


さて、たくあんの賞味期限についてですが、弊社では4ヶ月から6ヶ月程度の商品が多いです。

その違いは、使っている調味料です。


ただ、たくあんの場合は賞味期限が切れたからといって、食べられないわけではありません。逆に、製造の際、殺菌不良などのミスがあれば賞味期限内でも不良品となってしまいます。


その賞味期限に関わらず、不良品の見分け方です。

1.真空包装なのに、空気(エア)が入って膨れている、もしくは袋が破れている。

2.真空包装の中の調味液が白くにごっている。

3.ちょっと強く指で掴むとぐにゃっとして軟化している。

などです。これらは、殺菌工程の際に温度や時間などの条件が満たされていない場合に起こります。


これらは漬物全般に言える状況ですので、浅漬や他の古漬けを買う際にも参考にしてください。


また、開封後は必ず冷蔵庫に保管して、表示されている賞味期限に関わらず、早めに食べきるようにしてください。

ネット上では「細かくスライスして冷凍保存もできます」と掲載しているところもありますが、よく読むと食感が変わるとか、変色が早くなるなどの注意書きがあったりもします。

私のこれまでの経験からは、冷凍をする際に大根の細胞膜が壊れて沢庵本来のカリカリといった食感が損なわれてしまいます。業務用などの急速冷凍なら問題ないかもしれませんが、家庭用の冷凍庫での冷凍保存は難しいと思います。


もし、食べきるのが難しいようでしたら、沢庵を使ったレシピなどを参考に早めに使い切るようにしてください。

下記はグループ企業の運営しているレシピサイトです。


SDGsからの観点でも賞味期限の長い商品を購入すると安心ですね。

また、最近では長期保存できる商品は災害時等において大変役に立ちますのでぜひ、常備することもおすすめします。


食事は生きていく上で最良の薬ですので、たくあん(その他の古漬けも)は常備薬ですね!笑


では、また明日。

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